瑠奈
たくさん乗ったから疲れちゃった!…どこかでご飯食べる?
りーくん
そうしよっか〜
なーくん
どこでご飯食べる?
なーくん
ていうか 瑠奈ちゃん何が好き?それ食べに行こ!
瑠奈
ほんと?んー…私はお寿司かな…?で、でもお寿司高いから平気だよ!
るぅくん
僕それ賛成です。回らないお寿司が食べたいですよね。
なーくん
もしかして俺に払わせようとしてる?笑
私は瑠奈と好きな物の種類が違う。だから正直お寿司は嫌いなのだ。
なーくん
…まあいいや!寿司行こ!沢山食べるぞー!
るぅくん
わーい
ころちゃん
るぅくん……裏の顔が見えてるよ…
寿司…嫌だな。
…あ、これを理由にして帰ろうか。それがいい。
○○
…あの、私帰ります。
瑠奈
え、なんで!?具合でも悪いの!?
○○
違うよ。…お姉ちゃんなら分かるでしょ。
瑠奈
え?なんのこと?
…忘れてる。
○○
とりあえず…先に失礼します。今日はありがとうございました
1ミリも思ってない言葉をならべる。
何がありがとうだ。ぎゃくに振り回されたのはこっちなのに。
ころちゃん
帰っちゃうんだ。またね
なーくん
そう…お寿司食べてからかえる?
○○
いいです
ジェくん
帰っちゃうんかあ
さとくん
じゃあね
るぅくん
さようなら
なーくん
またね
瑠奈
そっか…じゃあね…
この空間を私が邪魔してはいけない。
瑠奈以外にはあぁやっていとも簡単に追い出されてしまうんだ。
○○
…うらやましい
そんな言葉は誰かに届くことも無く虚しく空に消えていった。
ー瑠奈とのLIMEー
瑠奈
なんで先に帰っちゃうのよ〜!
瑠奈
寂しいんだけど!!
○○
○○
みんながいるじゃん
瑠奈
そーゆーことじゃない!
瑠奈
私は○○とが良かったのにな。
瑠奈
男の子しかいないのに!
○○
寿司はおいしい?
瑠奈
お寿司?おいしいよ!結局高いところ来ちゃった
瑠奈
なんだか申し訳ないけど…食べない方があれだよね。
○○
そうだね
瑠奈は本当に鈍感だ。
好感度をあげたいから高い方に行ったんだろうに「かっこいい」「お金持ち」とかいう褒め言葉は生憎ながら瑠奈の口からは出てこない。
瑠奈
おいしいよ!帰ったら感想聞かせるね!ばいばい
瑠奈。
そろそろ私の気持ちに気づいてくれてもいいんじゃない?
遅い。
遅すぎる。







