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み る の お く れ た
どうも月詠です
いや…お久しぶりですね…
2作目!書き始めます! 🎉ワーイヽ(=´▽`=)ノワーイ🎉
今回はオリキャラ出ません!多分!
モブ生徒くらいなら出ると思いますけど…
話はここまで、早速始めましょ!
⚠注意⚠ ・完全自己満足作品 ・二次創作苦手な人は回れ右 ・こちらは神覚者候補選抜試験の後 であり、レイン・エイムズとの 和解前です。
それでは本編どぞ
302号室
フィン
ポツリとそう呟くフィン。隣のベッドではスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている同室の友人。
神覚者候補選抜試験でとある人物によってつけられた傷が痛み、眠りに入れない時がある。
それがきっかけで始めたことがある。それは___
カチャッ…
アドラ寮 廊下
フィンは自身の正体がバレないように少し大きめのローブを羽織り、フードも忘れずに被る。
少し速歩きで、かつ慎重に誰もいないことを確認しながら外へと足を動かす。
数分かけてやっと辿り着いた場所。それは、…
フィン
学校から少し離れた花畑。月明かりだけが頼りの夜を彩るように咲き誇る花々がフィンを歓迎してくれているかのよう。
フィン
たまに眠れない時があるフィンの憩いの場所。ふぅ…っと安堵していると、ふと一輪の花が目に留まる。
まだ花は咲いていないけれど、圧倒的存在感を放っている蕾のままの植物に、フィンは目を奪われる。
だが、この花畑にある花は大体なら把握している。この植物は初めて見るものだった。
フィン
考えるよりも先に体が動いていた。その植物はなんだろうか。知っている花か、咲いたらきっと美しいものなんだろうな。
そう考えていた…しかし、それはとある人物によって阻止される。
???
フィン
背後から、まるでチクチクとトゲを刺すような聞き覚えのある鋭い声。ドッと心臓が警戒音を鳴らし、汗がツゥッ…と額を伝う。
嫌な予感がする。恐る恐る後ろを振り返ると…
フィン
やはり、嫌な予感は当たっていた。そこには神覚者候補選抜試験で自分を殺そうとした人間。
相変わらず長い前髪が少し邪魔で表情が読み取りにくい、というよりかは顔の表情筋が死んでいるのか、読み取れない、僕の苦手な人間。
フィン
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
カルパッチョは懐からナイフを取り出し、今にもフィンを刺そうという勢いで睨みつける。
フィン
フィン
カルパッチョ
カルパッチョは呆れたようにナイフをしまい、ズカズカとフィンに近づき、ジーッとフィンを観察するようにまじまじと見る。そんなカルパッチョを横目にカタカタと小さく震えるフィンはまるで蛇に睨まれた蛙のよう。
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
「何を言っているんだコイツは」という目で見られ、溜息をつかれた。何もしてないのにあたかも自分に非が無いかのように振る舞うカルパッチョにフィンの頭は「?」で埋め尽くされる。
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
フィン
唯一の憩いの場所が無くなってしまって絶望するフィン。今日はもう帰るか…と思っていたら、何かを思い出したようにカルパッチョがフィンに問いかける。
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
フィン
カルパッチョが怖いからか、段々と声のボリュームが小さくなっていくフィン。最終的にはボソボソと何を言ってるか分からないくらいだ。
そんなフィンに苛立ちを覚えながらも問いは続く。
カルパッチョ
カルパッチョは先程フィンが気になって近くで見ようとしていた蕾のままの植物を指す。
フィン
カルパッチョ
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
カルパッチョ
フィン
カルパッチョ
フィン
フィン
そそくさと逃げるように去っていくフィンを、カルパッチョは興味すらなさそうに無視して魔法で紙とペンを取り出す。
カルパッチョ
今日は曇り。風で動く雲で月が少し隠れてしまい、唯一の明かりが無くなってしまった。それでも思いついたことを乱雑にスラスラと紙に書き残していく彼の姿を、誰も見つけやしない。
…ピラッ…、
カルパッチョ
少し冷たい風に吹かれ、1枚の小さな紙がカルパッチョの横に飛んでくる。それを拾い上げると……
カルパッチョ
フィンがいつも欠かさず持っていたアドラ寮の友人と一緒に撮ったであろう写真。自分には無関係なので、くしゃくしゃにしてやろうと手に力を込めようとするが…
カルパッチョ
カルパッチョの気まぐれか、その手に力を込めるのをやめた。
どうせなら、届けてやろう、と__
今回はここまで!
この物語…1作目よりも短くなると思います…
いや、1作目が長すぎただけなんですけど…
次回 ♡→100
それではさようなら ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤও⸜(*ˊᵕˋ*)⸝