BL集

-設定- 学パロ 金スマ 友達→兄弟

放課後:部活終わり

突然だが最近…

俺はきんときが好きだと自覚した

だが悠長に過ごすわけにもいかない…

そう、

きんときはものすごくモテるのだ

それに加えて、メンバーとも長年の 付き合いで距離感は近い

つまりだ

はやく俺だけのものにしたい…

そのために今日は

きんときの部活が終わる時間まで 待って、一緒に帰りたかったのだ

…

わかっている、

こんなのは俺のガラじゃない

だが、好きという気持ちは ここまで人を動かすのだ

恋愛経験がなかった俺は 自分から行動を起こすのも難しいが

勇気を出して待っていたおかげで

きんときと一緒に帰れることになった

…う、うれしい！！

まさか、スマイルに会うとは 思わなかった

…

そう、俺スマイルが好きなんだ

まぁ男を好きになるなんて どうかしてる、なんて思われるけど

好きになったんだから仕方ないよね？

恋愛は自由だって言うし？

ぼふっ

ベッドにダイブし、最近の日課で 彼との会話の妄想を始める

好きを自覚してからは ずっとこんな妄想を続けている

…

あぁ、わかっている

こんな事せずとっとと好きって 伝えればいいのにな

フラれるのが怖いから

もし断られたらもとの関係に 戻れないかもしれない

そんな事を考えてては

告白なんて一生しないだろうな

きんときにそう言われたらな…

そうなるわけが無いから

俺は妄想なんかで気を紛らわすんだ

コンコン

実は俺の父さんは、 俺がまだ赤ん坊の頃に 母さんと離婚したらしいんだ

今となっては、顔も知らない 血の繋がった他人のようなもんだ

その人の事を初めて話されるんだから 何を言われるのか…

そう言われて母さんが、 見せてきた写真の中の人物は

俺の好きな人…

スマイルが微笑んでいた

しばらくの沈黙が続いた数分後

日がまわり、4月3日になった

そういえば、4月2日… エイプリルフールの次の日は 真実の日だったな

自分の部屋に戻った俺は

その日、一睡もできず朝を迎えた

今日はスマイルに会いたかった

何としてでも学校に行って、

真実を知りたかった…

ガラガラッ

ガラガラッ…

ガラガラッ

教室の扉が開く度に

スマイルの姿を探してしてまう

ガラガラッ

…来たっ！

ー授業中ー

学校終わり -スマイル宅-

父さんから見せられた写真には

おそらく母さんである人物と

その隣で微笑む

俺の想い人

きんときがいた

他人の空似とかではなかった

…俺の好きな人だった

ガラッ

いや、待て...

これって今この皆がいる教室で 言っていいものなのか？

てか、聞くのもまだ心の準備が...

授業中

そうかwまぁなんかあったらすぐ相談のるからな

それから数日

以降俺たちはお互いの家に泊まりに行ったりしている程、距離は縮まってる