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三日目 : 辞めて下さい 、 ドS王子

鬼の形相をしたトシと2人きりになってしまったあたし 。

… 冷や汗がやばいです  そーご早く戻ってきて …… 。 

#  土方 十四郎  。

で 、 溜まってた仕事は終わったのか 。

睨みマシマシで 言い放つトシ 。 怒りマークのトッピングまで

# 雛 星  。

多分終わるよ 、 タブンネ 

後半片言になりながらも答える 。

#  土方 十四郎  。

お前ら 、 幾ら仲良いからっつって ぺちゃくちゃ喋ってばっかだったら 、 部屋割り変えるぞ 。

何その先生が言う 席離しますからね !!  みたいな台詞 ! あんまりだ !!

# 雛 星  。

何でよ ~ ッ !! 医務室の隣はそーごじゃなきゃ !

# 雛 星  。

今のまんまがいい ~ !!

暇な時 、 話す相手居なくなっちゃうじゃん !

#  土方 十四郎  。

それが嫌なら ちゃんと仕事を進めるこった 。

トシはそう言い放ち 、 あたしの頭にチョップを食らわせた 。

# 雛 星  。

いで ッ 、 よくもこのきゅーてぃーフェイスを … !!

涙目 ( 嘘 ) で 反抗するが 、 「 嘘泣きだろーが 」と一蹴りされてしまった 。

くそぅ … 。

あたしが 悔しくて俯いていると 、 消毒液を取りに行っていた そーごが此方へ帰ってきた 。

# 雛 星  。

あ っ 、 
そーごありがと ~ っ

あたしが 消毒液をそーごから受け取ろうとするが 、 ひゅっ と 消毒液を高く上げるそーご これじゃ受け取れないんですが … !?

# 雛 星  。

そ 、 そーごサン … ??

恐る恐る聞く 。 ちょ 、 早くしてあげないと背後にいるトシの怒りゲージがMAXに ……

# 沖田 総悟 。

へぇ ~ 、 ひなってこーゆーのが好み何ですかィ ?

嫌な予感がし 、 そーごの反対側の手元を見ると そこには あたしが隠し持っていた 少女漫画が …… 。

# 雛 星  。

そーごサン !?!? 何で持ってんの !?

# 雛 星  。

ってかモラル何処に置いてきた !?

普通人がタンスの奥深くに隠してた少女漫画持ってくるか … ??ドSにも程があるんじゃ …

しかも 、 より不味いのは この少女漫画のヒーローは あたしの癖が全て詰まった人物ということ 。

# 沖田 総悟 。

ほう 、 意地悪でドS 、 イケメン御曹司 … 。

ニマァ ~ と 黒い笑みを浮かべ 漫画の設定を音読するそーご 。

# 雛 星  。

うぎゃ ー !! やめてやめて !

叫び声をあげ 、 椅子に座っているトシの後ろに隠れる 。

# 雛 星  。

トシもなんとか言ってよ ! このドS王子に !!

#  土方 十四郎  。

俺を巻き込むな 。

溜息を一つ零してからそう言うトシ

# 雛 星  。

は 、 薄情者が !!

#  土方 十四郎  。

誰が薄情者だァ 。

すると そーごが爆弾を一つ 投下

# 沖田 総悟 。

なんでィ 、 御曹司以外俺じゃねェか

ニタァ と 嫌な笑顔を浮かべて そう言い放つそーご 。 きっとこれもただの意地悪で 、 あたしを困らせたいだけなのだろうと 分かっているのに … 。

# 雛 星  。

な ッ … !!!

ず 、 図星すぎる … 。 見る見る真っ赤になって行くあたしの顔 。

あたしが何も言い返せずに 、 硬直していると 二人の 「 は ? 」 という声が聞こえてきた 。

# 沖田 総悟 。

は 、

何かそーごが俯いてぼそぼそ言っているが 、 何一つ聞き取れない … 。

# 雛 星  。

そ 、 そーごサン 、

# 雛 星  。

どうしましたか … 。

あたしが そーごに近づき 、 恐る恐る尋ねる

# 沖田 総悟 。

… それは 俺の台詞でィ 。

# 沖田 総悟 。

今こっち見んな 。

# 雛 星  。

わ ッ 、 !?

そーごの大きな手によって視界が塞がれる 。

# 雛 星  。

な 、 なになに !?

# 沖田 総悟 。

… ばーか 。

最後に 指の隙間から僅かに見えた そーごの耳は ほんのり赤かく見えた気がした 。

───────────────────────

…… 心臓に悪ィ … 。

───────────────────────

# ↺ 変 人 J K の 日 記 帳  .

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