日帝
海
空
日帝
そこには、盃を交わした本当の兄弟である、“海”と“空”が居た。
そして、俺は2人から“陸”と呼ばれていた
海に空? 何故ここにいる?
だって2人は……
日帝
海
空
日帝
海
空
日帝
ダメだ
逃げてくれ
負けるんだ、俺たちは
日帝
空
海
日帝
ドォォォンッッ
日帝
海
空
去っていく2人の背中を、俺は見ていることしか出来なかった
直後、2人の方向から大きな音が聞こえて、気が付けば俺は重症で、知らない場所に寝そべっていた
そこでアイツにあったのだ
日本
日帝
日本
日帝
そう言って立ち上がろうとするも、ふらっとしてしまう
どうやらあの鬼畜米国に、いきなり蘇させられてまだ身体が追いついていないらしい
日本
日帝
部屋を出る後ろ姿が、夢の2人と重なって吐き気がした。
何故、2人が死ななければならなかったのだろうか
何故俺はあの爆弾を食らっても生きていたのだ
一緒に死ねばよかった
……いや、待てよ。
日帝
あの鬼畜米国に復讐するチャンスを与えられたということか
そうか、そうか!
神も仏も居ないと思っていたが、まさかここに来て私の味方をしてくれるとは
日帝
私が必ずその首掻っ切ってやるからな
日本
日帝
日本
日帝
日本
ふわっと笑うその顔が、“空”と重なる
それと同時に不信感を覚えた
コイツなんぞに、我が国を任せてもいいのだろうか?
この態度から察するに、他の国に対しても同じようにヘラヘラとしているのだろう
あの米国に対しても……
日本
日帝
日本
日帝
日本
パタン
日帝
俺は用意してあった馴染みのある軍服を着てから、階段を降った。
日本
日帝
白米、味噌汁、卵焼き、焼き鮭、きゅうりの漬物……
日帝
日本
日帝
日本
ぱぁぁっと明るくなった表情に、ため息がでそうになる。
大日本帝国の後継ぎとなろうものが、このような腑抜けでいいのだろうか
“海”が見たら間違いなく切れているだろう……“空”とは話しが合いそうだが
ピンポーン
日本
日本
アメリカ
アメリカ
日本
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
日本
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
日本
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
日本
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
なら、後先の迷惑を考えなくていいと言うことか
きっと、私の時代よりも大国になったであろう米国が、一時的に蘇った私に殺されても、私はまた消えるので関係ない
本当は我が国のことも考えたいところだが……別にいいだろう、こんな奴
日帝
アメリカ
日本
日帝
アメリカ
アメリカ
コメント
2件
やっぱり一時的なのか…