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虐待

第1話 - 虐待

532

2019年05月19日

#虐待

#お母さん

のえる.🕊

1年前

矢島亜美

お母さん、ただいま！

お母さん

あ！おかえり！テーブルにおやつあるから食べてね。

矢島亜美

え！？ありがと。

お母さん

いいのよ。1日頑張ったねえ。

矢島亜美

うん。今日はね、テストがあったの。でさ、もう全然分かんなかったの！

お母さん

そうなの笑まあ、亜美が頑張れたならそれでお母さんは嬉しいよ。

矢島亜美

うん！

だが…

それから1年後

矢島亜美

ただいまー。

お母さん

矢島亜美

お母さん！今日ね…

お母さん

うるさい！黙ってくれる？

矢島亜美

ごめんなさい。

お母さん

何突っ立ってんの。早く宿題しろよ！

足を蹴られる

矢島亜美

いったっ！！

お母さん

だからうるさいって言ってんでしょ！

また足を蹴られる

矢島亜美

うっ…。ごめんなさい。

こんな事が毎日続いた

ある日

矢島亜美

ただいまー。

お母さん

矢島亜美

お母さん。テスト返ってきたんだけど、5教科で480点だった。

お母さん

は！？なんで500点取れねえんだよ！

矢島亜美

ごめんなさい。これでも頑張ったつもりです

お母さん

なにが頑張ったつもりです、だよ！

お母さん

ふざけてんじゃねえぞ！

ﾍﾞﾁｯ

矢島亜美

わあ！！

お母さん

ちっ

お母さん

でけえ声出すんじゃねえよ！うるせえんだよ！！

矢島亜美

お父さん

ただいまー。

お母さん

あら。あなた今日は早かったわね。

お父さん

ああ。仕事を早く切上げてきた。

お母さん

そう。

お父さん

ん？亜美？ここの傷どうしたんだ？

矢島亜美

あ、えっと、…

お母さん

今日転んで擦りむいちゃったんだって。

お父さん

そうか。消毒でも塗っとくか？

矢島亜美

あ、大丈夫。

お父さん

おう。そうか。今度から気をつけてな。

矢島亜美

うん。

次の日の夜

お母さん

お前、昨日の夜みたいに余計なこと言うんじゃねえぞ。

お母さん

言ったらどうなるか分かってんだろうな。

矢島亜美

はい。すいません。

お父さん

ただいまー。

お母さん

今日も早かったわね。

お父さん

今日は新人が手伝ってくれて早く仕事が終わったんだ。

お父さん

ご飯はまだ出来てないのか？

お母さん

あ、、うん！これから作るから先にお風呂入れる？

お父さん

分かった。入ってくる。

お父さん

亜美も勉強しておいで。

矢島亜美

うん。分かった。

亜美の部屋

矢島亜美

(はー。もうやだ。死にたい。泣)

ｶﾞﾁｬ

お母さん

何泣いてんの。泣き虫野郎！

矢島亜美

お母さん

はいこれ。お前の夜ご飯。

それは煮干しだった

矢島亜美

え、これだけなの。

お母さん

あ？今なんか言った？‪💢

矢島亜美

いや、なんでもないです。

お母さん

さっさと食べろ。

矢島亜美

お母さん

返事！！

矢島亜美

はい。

お父さん

おーい。上がったぞー。

お母さん

あ、はーい。今行きまーす。

ｶﾞﾁｬ

リビング

お父さん

あれ？亜美はご飯食べないのか？

お母さん

亜美ならあなたがお風呂に入ってる間に食べたわよ。

お父さん

あ、そうか笑

23:00

亜美の部屋

ｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾁｬ

矢島亜美

あ、お父さん。まだ寝てなかったの？

お父さん

ああ。うん。

矢島亜美

明日ってお父さん早く行かなきゃ行けないんじゃないの？もう寝なよ。

お父さん

まあ、そうなんだけど…

お父さん

亜美に1つ聞きたいことがあってな。

矢島亜美

うん。何？

お父さん

お母さんになんか嫌なことされてないか？

矢島亜美

え？急にどうしたの？

お父さん

されてるかされてないかだけ答えてくれ。

矢島亜美

されてない。

お父さん

本当か？

矢島亜美

うん。

お父さん

本当のことを言え。

矢島亜美

だから本当だってば。

お父さん

そうか。ありがとな。

矢島亜美

うん。じゃ、おやすみ。

お父さん

おやすみ。亜美も早く寝ろよ。

矢島亜美

分かった。

ｶﾞﾁｬ

矢島亜美

はー。

私が本当のことを言わない理由？

それはこの部屋に盗聴器があるから。

お母さんが私がお父さんに変な事言ってないか確認するためだ。

私が学校に行ってる間に毎日確認するから何1つ余計なことは言ってはいけない。

次の日の夜

矢島亜美

お母さん。アイスとかない？

お母さん

そんなもんあるわけないでしょ！！わがまま言うな！

ﾊﾞﾝｯ

矢島亜美

(いった。)

それからずっと1時間

殴られ

蹴られ

叩かれたりもした

ｶﾞﾁｬ

お父さん

おいお前！何してんだ！

お母さん

！？

お母さん

あ、あなた。帰ってきてたのね。

お父さん

お前、今亜美に何してた！

お母さん

ん？なんのこと？

お父さん

とぼけんじゃねえ！！！

お父さん

俺も前からなんとなく気づいてたけどな、これ以上亜美に手出すんじゃねえ。

お母さん

あなた。何言ってるの。

お父さん

認めろよ！お前が今まで亜美にどれだけ辛い思いさせてきたか。亜美がお前のせいでどんだけ苦しい思いしたか。それを分かってんのか！！！

お父さん

亜美は毎日泣きながらずっと寝れなかったんだぞ。体にもいっぱいあざとか傷が出来て、痛くて痛くて耐えられなかったはずだ。

お父さん

なあ、亜美、そうだろ！？

矢島亜美

お父さん

亜美！いつまでも黙ってんじゃない！

矢島亜美

うん。

お母さん

ちょっと、おま…

お父さん

なあ！！お前いくら自分の子供で自分のものだからって、なんでもしていいわけじゃねえんだぞ！！

お父さん

そりゃ、家事も仕事もして大変なのはわかる！！分かるけど、亜美にとって1番頼れるのは俺たちだろ！それなのに……亜美の気持ちを踏みにじってでも、暴力するのか！！だったら俺はもう亜美と出ていく。それでいいな。

お母さん

ちょっと待って！

お父さん

亜美、行くぞ。

矢島亜美

うん。

お父さん

そんな人だとは思わなかったぞ。亜美にこれ以上近づくな！

矢島亜美

お父さん、、お父さん泣

お父さん

亜美、よく頑張った。お父さんも全然助けられなくてごめんな。亜美がいっちばん辛くて苦しい思いした。

矢島亜美

お父さん、お父さん。ありがとう。

お父さん

亜美…。

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