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大阪
山形
そう言う山形は凄く眠そうで
一生懸命伸びをしたり 壊死してない指で皮膚を抓ったりしている
寝たらきっと起きれない
...多分
大阪
山形
山形
大阪
山形
山形
大阪
山形
大阪
大阪
山形
大阪
山形
大阪
山形
大阪
山形
大阪
山形
大阪
山形
大阪
山形
大阪
大阪
山形
大阪
山形
なにかないかと、また部屋をぐるっと見てみる
そういやこの箱...
山形
大阪
大阪
大阪
山形
大阪
大阪
山形
だんだん会話も続かなくなって
声を出すのも億劫になってきて
......
なんとなく、上着を山形に返す
山形
山形
大阪
山形
大阪
自分の上着も脱ぐ
山形
山形
視界の端で山形が立ち上がる
自分のシャツも脱ごうとした
ら
ぎゅ、
山形
大阪
山形
大阪
山形
向かい合って腕を押さえつけられる
弱々しい力なのに振りほどけなかった
振りほどくほどの力もなかった
途端に、温度が容赦なく肌を刺す
そういや、極寒の部屋にいたんだっけ
山形
大阪
「一緒に死のう?」
大阪
その言葉を理解した瞬間 微かに自分の目が見開かれるのを感じた
不思議と心地いい感情が 体の内側からじわりと広がる
まるでそれを、その言葉をずっと待ち望んでいたかのような
「もう、さ、十分頑張ったよ、僕らは」
...いや、ダメだ
帰る場所があるんだ。俺らには
「もう、僕も大阪も限界なんだよ」
大切な人だっているんだ
「ここで死んだって、誰も何も文句は言わないよ」
こんなところで諦めたら、絶対
『わかった』
あれ
俺今、なんて、
言っ...て...
山形
目の前で驚くように笑う山形の表情を見て
山形
山形
なんとなく察してしまった
手当たり次第に燃えそうなものを集める
山形がドアに向かって 思いきりスマホを投げていた
スマホは割れなかった
山形
大阪
大阪
山形
上着や謎に入ってた紙 ティッシュハンカチお菓子のからごみ諸々全部集めて
持っていたライターで紙を燃やして放り込む
山形
大阪
山形
二人で寝そべって最期の暖をとる
山形
大阪
山形
小さくて、よわっちぃ火
わずかな酸素で、俺らを殺すために必死に燃えていて
なぜか愛おしさを感じた
山形
大阪
山形がこちらに向かって手を伸ばしてきた
動く気力もなくただその上に自分の手を乗せ
そのまま目を閉じる
指とは思えないほど柔らかい感触
壊死するまであがいてくれたのに
「...大阪」
でもまあ、これでいいか
「...大阪...?」
一人で孤独に死ぬより、ずっとずっといい
「...大丈夫だからの」
達成感の中で死ねるんだ
「僕もすぐ...そっちにいくから」
恵まれた死に方で...よかったな...
「おやすみ。大阪」