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ゆい
ゆいがベッドに横になると、気配がひとつ、またひとつと重なっていく。
サンズ
フェル
足元に立ち、逃げ道を塞ぐように視線を落とす。
ナイトメア
ナイトメア
ゆいは小さく息を吸い、視線を横に向けた。
ゆい
白メア
白メア
その一言が、胸にすとんと落ちる。
サンズ
サンズ
フェル
ナイトメア
ナイトメア
ゆい
ナイトメア
ナイトメア
触手が、ゆっくりと動きを制限する。
白メア
白メア
ゆいの胸の奥が、静かにほどけていく。
ゆい
そう思った瞬間、 「そう思ってしまった自分」が、少し怖かった。
視線と距離に包まれ、 恐怖はいつの間にか、甘い安心感にすり替わっていた。 白メアの存在が、支えになっているはずなのに―― その支えが、「留まる理由」になっていることに、ゆいはまだ気づかない。 その夜、 ゆいは初めて、自分から抵抗するのをやめた。 そしてその選択が、 確実に――バッドエンドへと近づいていることを、 まだ、知らなかった。