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#大衆食堂
#コメディー
#すれ違い
#追放
優華
その時長い指は優華の手からそっと離れ、優華の左肩を抱いた。 ノースリーブだから、直接和彦の掌を肌に感じる。
包まれる感覚……。安心する。それとちょっぴりエッチな気分
ジュエリーショップ店員
美しいお辞儀をする年配の女性店員。
和彦は店員に軽く会釈をし、優華を見た。
和彦
優華
和彦の過去という、要らぬ妄想が思い付き、ちょっぴり嫉妬交じりの優華のセリフだ。
和彦
そうだったのか!
とさっきのジェラシーを反省する優華。
どうやら和彦は優華の心の機微に気づいていたらしい。
和彦
こんなにかっこいい和彦さんが……?! うん、それでも信じよう
優華
左肩を抱かれたままの優華はそう言い、甘えるように和彦の小指を握った。
優華
宝石よりも瞳をキラキラとさせ、ガラスケースの中の指輪に魅入る優華。
ン? ちょと待って。和彦さん、さっき「誕生石はサファイア」と言ったわ。まさかそんな高価な指輪を……
和彦
優華
優華は、和彦が指さした指輪の小さな、小さな値札をジーっと見てみた。
じゅ、18万円?! もちろん、1つの値段だよね。否、ペアだったとしても1つ9万円じゃんっ
ジュエリーショップ店員
ダイヤ! どうりで優華の瞳も輝くわけだ。
和彦
優華
和彦
そう言われ、優華はギュッと和彦の手を握り、引っぱり、店員から離れた場所へ和彦を連れて行った。
和彦
不思議そうな顔をしている和彦。
優華は小さな声で言う。
優華
和彦が優しく問う。
和彦
優華
和彦は
和彦
と言い、店員に
和彦
と告げ、優華のもとへ戻って来た。
和彦
優華
優華の頭にパフェが浮かんだ。
和彦
――――今度は12階へやって来た二人。
優華
優華が店頭の食品サンプルを見つけ言った。凄く大きくてクリームだらけのパフェ。
和彦が柔らかな表情で言う。
和彦
優華
喫茶店店員
優華
和彦
喫茶店店員
興味津々な顔ですぐに質問する優華。
優華
和彦
優華
和彦
優華
和彦
優華は黙って和彦の話を聴いている。
和彦
優華
和彦
優華
和彦
和彦が笑顔を見せた。そして続けた。
和彦
――――そこへフルーツパフェとエスプレッソトニックがやって来た。 涼やかなグラデーションを呈している『エスプレッソトニック』なるものを、さっきまでの真面目な顔とは一転しワクワク顔で見つめる優華。
優華
和彦
優華
愛らしいパフェを目の前に待ちきれない優華が声にした。
和彦
穏やかに和彦。
クリームから掬い取って行く優華。
優華
和彦
優華
和彦は凄く照れた顔をしつつ、差し出されたサクランボウに唇を近づけた。 パク! モグモグモグ。 ナフキンに種をそっと出し、飲んで欲しそうにしているエスプレッソトニックのストローに口を付けた。
大きな苺を頬ばりながら優華が和彦を見ると、彼はまるで保護者さながらに優華を見守っている。
優華
和彦
優華
パフェに目をやったまま訊く優華。
和彦
優華
和彦
優華
和彦はドキッとした様子を見せた。
そして
和彦
と優華の瞳を熱く見た。
百貨店でフルーツパフェを食した優華はすっかり涼しくなった。 羽織物を着て来なかったので、ノースリーブの肩が少し寒いぐらい。
会計を済ませると
和彦
と再び大きな手で優華の左肩を包み込む和彦。
優華
自分のほうへ細い肩を引き寄せる和彦。
深い処まで潜っちゃいそうな予感
駐車場までのエレベーターの中で、優華は和彦の腕に頭をくっつけ束の間瞳を閉じた。
和彦
優華
***
車に乗るとモワッとした熱い空気がむしろ心地よかった。優華は思っていた以上に体が冷えていたらしい。
和彦
優華
優華は、細やかな気遣いをさりげなくする和彦のことを洞察力のある人と思ったし
こういう人がまさに、仕事のデキる人なんだろうな~
と考え付いた。
和彦
和彦はエスパーみたい。
あたしがなにか感じるとすぐ察知する
優華
和彦
和彦は照れ笑いをした。
フワフワメルヘンチックに見えていた街の景色が、今優華の目には、華麗に季節を塗り替えて行く鮮やかな絵画のように見える。
和彦さんと結ばれたい
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