里央
あ~寒っ!
里央
高校生もほんとに大変
里央
遅くなったから
早く家に帰ろう!
早く家に帰ろう!
-テケテケッ-
里央
え…
-テケテケテケ-
里央
ぅ、嘘…だよね
里央
まさか噂がほんとな訳っ
-ザァァ-
里央
何、この生暖かい風
里央
ぃゃぁ…誰、なの
なずな
誰だか知りたいん?
里央
誰!?
里央
どこにいるの!?
櫻子
下ですよ…し・た
里央
ぇ、下…
里央
里央
ひぃっ!
里央
やだ、やだっ!!
里央
こんなの信じない!!
なずな
諦めて、眠ろうや
お姉さん?
お姉さん?
櫻子
ごめんなさい
櫻子
これも仕事なんです
里央
い、や
里央
近づかないでぇ…
里央
馬鹿にしてごめんなさい
里央
いくらでも謝るから!
なずな
謝って許されるなら
なずな
あたしらテケテケは
いらないんだよ!!
いらないんだよ!!
テケテケテケテケッ
ザシュッ!
ズシャッ
櫻子
安らかに眠って下さい
なずな
それ、返り血浴びながら
言うことじゃないよ
言うことじゃないよ
櫻子
だって!
なずな
まぁまぁ
なずな
こみさくちゃんは
優しいんだねぇ…
優しいんだねぇ…
なずな
でも、優しさは時に
弱さや甘さに変わるんよ
弱さや甘さに変わるんよ
櫻子
…はい
なずな
それは覚えとって
櫻子
分かりました
なずな
さぁて、脚を頂きますか
なずな
ちょっと手伝って!
櫻子
はい!
翌朝
彩月
あの子
彩月
私達の事を馬鹿にして
笑い話にしてたからね
笑い話にしてたからね
彩月
痛い目見て
やっと気付いたみたい
やっと気付いたみたい
彩月
まぁ
彩月
彩月
もう手遅れだけど