ぼっくん
あかーし、早く部活にならないかなぁ?今日もいっぱいトスちょーだい!

あかーし
わかってますよ。それより木兎さん、授業中寝ないでくださいね?

ぼっくん
ゔ(;¬_¬)…な、何故それを!?

あかーし
木葉さんたちが先生に怒られてたって面白がって言ってました。

ぼっくん
あいつら…ん?

あかーし
授業中寝たらトスあげませんよ?

ぼっくん
………(あの子…涙は流してないけど、泣いてる気がする)

あかーし
??木兎さん?

ぼっくん
あの子…泣いてる。

あかーし
え、泣いてないようですけど…

ぼっくん
俺、ちょっと話聞いてくる!

あかーし
あ、ちょ、木兎s

あかーしが止めようとしていたけど、俺は泣いてるその子が気になって、思わず走りだしていた。
桜花
ふぁ〜…眠い。午後一の授業このままここでサボっちゃおうかなぁ

ぼっくん
ねぇねぇ、そこの君!

桜花
(ん?誰だろ)キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ(?誰もいない)

桜花
あたし…ですか?

ぼっくん
そうそう、君!ねぇ、どうして君は泣いてるの??

桜花
(え、涙は流していないはず。どうしてバレて…ってか、お前誰!?)

桜花
いや、な、泣いてないですけど。

ぼっくん
ううん。君、心の中で泣いてるでしょ?

桜花
………(は?何言ってんの?この人)

ぼっくん
チンモクはコウテイだってあかーしが言ってた!

桜花
いや、あの…(いや、誰だよ、あかーしw)

あかーし
木兎さん、急に知らない人から脈絡のない話をされても怖いだけですよ。落ち着いてください!

ぼっくん
あ、そっかぁ!そうだよな!さっすがあかーし!俺はね、木兎光太郎!3年だ!

桜花
は、はぁ。

あかーし
うちの木兎さんがすみません。俺は赤葦京治。2年です。よろしくお願いします。

桜花
あ、はぁ、よろしくお願いします?(あ、この人があかーし君か)
踏分桜花です。2年です。

桜花
(いや、後輩くんに注意されてたんかい。大丈夫か?このボクトとかいう人。)

ぼっくん
ねぇねぇ、ところで、なんで君は泣いてたの?

桜花
いや、だk

ぼっくん
なんかあったんでしょ?話してみてよ。

桜花
いや、あn

ぼっくん
話聞くだけなら俺でもできるもん!

桜花
(話聞かねぇなぁ、この人。もん!って、精神年齢何歳だよw)

あかーし
木兎さん、まずは彼女の言い分を聞いてあげてください。さっきから彼女の話遮ってます。

桜花
(あかーしくん、ナイスフォロー)

桜花
いや、だから、泣いてないですし、もうすぐ予鈴なりますよ?時間大丈夫ですか?

ぼっくん
あ、ほんとだ!やばい!じ、じゃぁ、放課後!放課後話聞かせてよ!

あかーし
木兎さん、部活はどうするんです?

ぼっくん
うぐぐぐぐ( ・᷄ὢ・᷅ )あ!

木兎は何かいいこと閃いた!とばかりに目を見開いた。
ぼっくん
部活のマネちゃん募集してるし、放課後見学来てよ!それならいいでしょ?あかーし!

あかーし
いや、まぁ、いいですけど。強制では無いので、来なくてもショボクレないでくださいね?

ぼっくん
ゔ(;¬_¬)…それは…

あかーし
ショボクレないでくださいね?(圧)

ぼっくん
はい(´・_・`)とりあえず、時間あったら放課後バレー部の見学来てよ!約束ね!じゃ、また後で!

あかーし
木兎さんがごめんね。無理して来なくていいけど、もし興味があったら覗きに来てみてよ!じゃぁ、また後で!

そう言って赤葦も校舎に向かって走っていった。
桜花は今の会話で色々めんどくさくなって、さっきまで座っていた桜の木の下のベンチに寝転がった