/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
竜崎 翔
ただいま
破蕾 鈴
遅くなりました…
竜崎 楓
翔！鈴ちゃん！
玄関を開けると、楓母さんが勢い 良く抱きついてきた
竜崎 翔
グエッ！
破蕾 鈴
わわっ！
竜崎 康太
あまりに遅いから探索に
出る所だったぞ
出る所だったぞ
竜崎 翔
悪かった
竜崎 楓
夕飯、温めるわ！
竜崎 翔
はぁ…
竜崎 雷華
お兄ちゃ〜ん！
竜崎 楓太
兄さん！
リビングの扉を開けると今度は弟妹が 飛びついてきた
竜崎 雷華
飛び出していって！
竜崎 楓太
心配しましたよ！
竜崎 翔
寝ろよお前ら
竜崎 雷華
明日休みだから良いもん！
竜崎 翔
へいへい…
ソファに腰掛けると鈴が隣に座る
竜崎 楓太
雷華、こっちに座ろうな
竜崎 雷華
お兄ちゃん近い！ズルい！
竜崎 楓太
早い者勝ち
竜崎 翔
)…ｺｸｯ…ｺｸｯ…
破蕾 鈴
眠いのですか
竜崎 翔
少し…
破蕾 鈴
それじゃあ…
竜崎 翔
ん？
鈴が翔の頭を両手で挟むと、ストンと自身の膝の上に乗せる
竜崎 翔
……何…これ…
破蕾 鈴
膝枕です
竜崎 雷華
私もお兄ちゃんのお膝に…
竜崎 楓太
座布団敷くからコッチでな
竜崎 雷華
ブ〜！
破蕾 鈴
歌、唄います？
竜崎 翔
聞いたこと無いな、是非
破蕾 鈴
では…
鈴はゆっくりと、優しい声で歌い始める
竜崎 雷華
Zzz…
竜崎 翔
綺麗な、良い歌じゃないか
破蕾 鈴
まだまだ未熟です…
暫く歌うと翔も深い眠りに落ちてしまった
竜崎 楓
皆〜、あら？
破蕾 鈴
すみません、楓さん
竜崎 翔
ｽｰ…ｽｰ…
楓がリビングを覗くと、そこでは兄弟が 気持ち良さそうに眠っていた
竜崎 楓
お歌、苦手なんじゃないの？
破蕾 鈴
自信は無かったですけど、彼の前では関係無いみたい
竜崎 楓
羞恥心もねぇ
破蕾 鈴
へ？
竜崎 楓
膝枕で眠らせるなんて、
しかも制服で、大胆♡
しかも制服で、大胆♡
破蕾 鈴
あ！これは！その！
鈴がワタワタと慌てていると、翔が ゆっくりと目を覚ます
竜崎 翔
ん゙ー、今何時だ…
破蕾 鈴
貴方が眠って20分位です
竜崎 翔
マジ？
竜崎 翔
凄く目覚めが良い、一晩
熟睡して目覚めたみたいだ
熟睡して目覚めたみたいだ
竜崎 楓
ご飯、温まったわよ
竜崎 翔
そうか、雷華、楓太、
起きろ、飯だぞ
起きろ、飯だぞ
翔はソファの近くで眠っていた双子を 揺する
竜崎 雷華
ファ！？今何時？
竜崎 楓太
ハッ!
竜崎 楓
20分位よぉ
竜崎 雷華
超スッキリ！
竜崎 楓太
本当に凄い、
僕床で寝てたのに
僕床で寝てたのに
竜崎 康太
飯食ったらしっかり歯磨きして、布団で寝ること
こうして、一晩の大事件は小さく幕を 閉じた
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
