悪の大罪【悪の娘・悪の召使】

ある悪逆無道の王国 その王国に君臨していたのは 十四歳の娘 【リリアンヌ】

パーティーの時間

そしてパーティーが終わった

リリアンヌは “この世にあるものの全ては私のもの” だと思い込んでいた そして “気にくわないものは全て排除” という暴君君の王女だった

そんなある日

家臣が去った

召使も去った

夜、リリアンヌは城から抜け隣国近くの海沿いに歩いていた

そして二人は抱き合った

二人が去った

さっそく緑の女の国を探すことにした リリアンヌは家臣たちを呼んだ

数日間探してやっと

家臣たちが去った

人が殺され 家も焼かれて 町も消えた あの緑の女も全てが

悪の娘 【リリアンヌ】 によって

彼女は人が死ぬ様を見て笑っていた 汚れきった悪魔のように そして “大罪人のように”

リリアンヌはとうとう国民たちによって捕らえられ地下牢に入れられた

そして数週間が経った

処刑人は去った

そしてリリアンヌが ギロチン台に入られた

リリアンヌの首が切れた

リリアンヌが死んだことに みんな喜んだ まるで奴隷が解放され自由になった みたいに けど一人の少女が小さい声で

そうこの少女の言う通り この大罪人はリリアンヌではない では、本当のリリアンヌは 何処に行ったのか また、処刑された人は一体誰なのか