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【参加型】鏡の星

2 - ♯Case1 鬼塚 海善

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2022年06月11日

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Case1 鬼塚 海善

俺がまだ幼いとき。

俺には大切な親友がいた。

蒼空

僕ね…怪盗になりたいんだ。

海善

怪…盗?

蒼空

そうっ!!

海善

なに…それ?

蒼空

え、海善しらないの??

海善

うん…

初めて聞く響きでなにがなんだか全くわからなかった。

海善

泥棒とは違うの??

蒼空

もちろんっ!!

蒼空

怪盗はすっごくかっこいいんだ!

蒼空

僕も怪盗みたいに白い衣装や帽子を身にまとってやってみたいんだ…。

海善

へぇ…

このときは自分には関係ないと 聞き流していた…。

悲劇が起きたのはそれから数年後の話。

海賊

いけいけ!

海賊

やっちまえ!

海善

蒼空っ!!

海善

逃げるよっ!

蒼空

うんっ!!

村が海賊によって襲われ大混乱を巻き起こしていた。

村の入口を出ようとしたとき彼はいった。

蒼空

っ!!

蒼空

忘れ物っ

蒼空

とりにいかなきゃっ!

海善

やめろっ!

海善

今戻ったら…

「確実に殺される」

蒼空

大切なものなんだ…

蒼空

だから先に行って海善!

海善

っ!!

俺は彼を握っていた手を離し…

村を背に走っていった。

数日後村に戻ると状況は悲惨だった

荒廃した大地

損壊した建物

ゴミのように倒れる人間

見ているだけで吐き気がした。

海善

蒼空っ

海善

そらっ!!

俺は必死に親友を探した。

海善

っ!!…

みつけた!

そう思った瞬間涙が一瞬で訪れた。

蒼空

すでに息を引き取った彼の手には

一緒に作った“ネックレス”

海善

…蒼空

海善

俺なるよ…怪盗に。

ネックレスを片手に俺は村をあとにした。

今日も無事成功…。

怪盗を初めて数ヶ月経った頃

 

あれあなた…。

 

そのネックレスきれいね。

突然話しかけてきた女性がいた。

子供っぽいけどしっかりしている…。

この人どこかで見覚えが…。

あ、ありがとうございます…

 

あなた一人で…?

えぇ…まぁ…

 

じゃあさっ!

〘一緒に怪盗やらない?〙

To be coninue…

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