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夜の街を抜けて、 シェアハウスの玄関が見えてきた。
○○の手はまだ震えていた。けれどその手をしっかりと握ってくれているのは、哲汰。 その後ろには、颯斗、空人、玲、和人、永玖、光咲――みんながついている。 玄関のドアを開けると、 中からふわっとしたあたたかい空気が流れてきた
〇〇
○○がそう呟いた声は小さかった。 けれど、 その瞬間――
小泉光咲
一番に走ってきたのは、光咲だった。 泣きながら○○に抱きつく。
遅れて凌太と雅哉が続き、次々にみんなが○○のそばに集まってくる
山下永玖
山下永玖
草川直弥
草川直弥
要人は笑っていた。でも、目元は赤くて、 泣いていたのがわかった。
杢代和人
和人のその一言に、○○の胸の奥で何かが崩れて、こぼれるように涙があふれた。
その夜、シェアハウスにはかつてないくらいの安心とぬくもりがあった
沢村玲
玲は○○の好物らしいごはんを 静かに並べてくれた。
武藤潤
その言葉ひとつひとつが、 “ここにいていい”という証のように思えた。 そして、みんなが口をそろえて言った。
長野凌太
吉澤要人
上村謙信
その声の輪の中で、○○は笑って言った。
〇〇
それは震えていなくて、 しっかりと前を向いた声だった