この作品はいかがでしたか?
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吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
社務所
椎名夏美
おばあちゃん
吉井かなえ
おばあちゃん
吉井かなえ
おばあちゃん
吉井かなえ
椎名夏美
おばあちゃん
椎名夏美
おばあちゃん
椎名夏美
私が東屋に向かうと、すでに朔夜が座っていた。
椎名夏美
朔夜
朔夜は小さい笑顔を浮かべる。
その表情はやはり少しだけ切なそうに見えた気がした。
でも、私は気にしないふりをして朔夜の向かい側に座った。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
私は、クッキーの入った袋を朔夜に渡した。
朔夜は袋からクッキーを一つ取り出すと、そのクッキーを口にした。
もしかしたら、まずいとか言われやしないかと、私は内心ドキドキしていたわ。
朔夜
朔夜は私に笑顔を向けながら言う。
それは、さっきよりも明るく見えてそれだけでも私はすごく嬉しかった。
それだけじゃなくて、朔夜はサクサクと美味しそうにクッキーを食べ続けてくれるのを見て、本当に嬉しかったわ。
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
その時、向こうからかなえの声が聞こえてきた。
かなえは私の名前を呼びながらこっちにやってきたの。
朔夜は帽子を深く被り直していた。
…そうだよね、角見られたらまずいし…
もともと、人見知りしないかなえは気さくに朔夜に話しかけた。
吉井かなえ
朔夜
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
かなえはほぼ一方的に約束を取り付けてしまい、ニコニコ手を振りながらこの場を去っていった。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
私がそう言い返すと、朔夜は声をこらえながら小さく笑う。
初めて、朔夜の明るい笑顔を見れて私はドキッとしたと同時にすごく嬉しかったの。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
そう言った時に向けられた朔夜の表情は、いつもの寂しそうなものではなく…優しく…まるで大切そうな…うーん…うまく説明できないけど…それでも…
私はその向けられた表情にドキドキしていた。
その時は、いつものような分からない懐かしさを感じたり昨日みたいな見たことがない記憶とかは見ることもなかった。
なんていうのかな…『本当に私自身に向けられた笑顔』って感じたの…
椎名夏美
朔夜
私は立ち上がって朔夜に近づく。
そして…無意識だったのかな…どうしてか分からないけど…
私は朔夜の頬に手を添えていた。
朔夜
椎名夏美
朔夜
朔夜は添えられた私の手に自らの手を重ねてきた。
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
椎名夏美
朔夜は瞳をつぶり…私の温もり?かな…?に浸るようにしばらくその状態だった。
私もこのまま時が止まればいいなと思ったの…
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
今日のことで、私は朔夜となんとなく…ううん、急激に距離が縮まったように感じたの。
これも、クッキー持ってきたおかげかな…?
アドバイスくれたかなえに感謝しなくちゃ…
椎名夏美
朔夜
私は、ふわふわした気持ちを噛み締めながら神社を後にして帰った。
朔夜は本殿へ戻ろうとした時、突然後ろから大声で呼ばれた。
村上春樹
朔夜が振り向くと、そこには見覚えのある少年が立っていた。
朔夜
朔夜
村上春樹
朔夜
村上春樹
朔夜
村上春樹
朔夜
村上春樹
朔夜
村上春樹
朔夜は本殿の方へ振り向き、しばらく歩いていくと、すぅっと姿が消えた。
村上春樹
村上春樹
コメント
17件
さくやと夏美ちゃん、もう両思いな感じかな? ていうか、春樹がなんかちょっとうざ…w
💛1杯送りました!
ストーリ見させてもらいました面白かったです!