助けて花子くん!!
花子
白状代
ヒュルルル
橋の欄干に座りながら、ヤシロを抱きかかえ、ヤシロが水に濡れないようマントを少しかぶせる。
寧々
寧々
彼女の目からは、少しだけ涙が零れていた。
花子
もう片方の手で掴んでいる男の方を睨む。
太宰
太宰
花子
けれど、そんなことより、ヤシロを川に落とそうとしたことに腹がたった。
花子
太宰
花子
俺はそういうと、橋の上にドサッと男を落とす。
太宰
太宰
花子
寧々
ストンっとヤシロをベンチに座らせる。
花子
寧々
花子
太宰
後ろから歩きながら、彼は言ってきた。
花子
バッと包丁向ける。
太宰
花子
スッと包丁を下ろす。
太宰
寧々
花子
太宰
花子
太宰
国木田
眼鏡をかけた人が、傘をさしながら走ってきた。
花子
太宰
国木田
太宰
男は眼鏡の人から傘をスッと取る。
国木田
太宰
寧々
花子
国木田
ベリっと男からヤシロを離す。 そして眼鏡をかけた人は男からバッと傘を取った。
国木田
太宰
国木田
国木田
太宰
国木田
眼鏡の人はそう言って、俺達に大きい傘を渡す。
寧々
花子
太宰
国木田
太宰
やがて男の人達は歩き出し、それに俺達はついて行く。
寧々
花子
寧々
花子
寧々
花子
花子
寧々
会話が終わり、少し静かになる。
寧々
キュッと俺の服を握り、ヤシロが聞いてきた。
寧々
花子
花子
寧々
寧々
太宰
視線を移すと、大きな建物があった。
国木田
二人の男の人は、建物の中に入っていく。それに俺たちもついて行った。
扉の前に止まると、男の人がドアノブに手をかけた。
太宰
武装探偵社へ
♥️と💬よろしく!
コメント
5件
最&高です👍🏻✨どれほど、花子くんが寧々ちゃんを大切にしてるって分かる!続きが待ちどうしいです😭