コメント
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うわつら、最後の文で一気に哀しくなったんだが バク病って発想力すごいな ばっばっばぐ()
( ☉д⊙)…… (すごすぎて語彙力失ってるやつ)
おおおおう…つらい…でも好き… 自転車じゃなくて走って行くのそれくらい焦ってた?感があって好きだし最後の消える前日の出来事だったっていうのがほんとに好き…鳥肌…
attention 「バク病」 青黒 mrnk 奇病 (実際には存在しません。) 御本人様には一切関係御座いません
まろ〜
朝早くに そんなLINEで目を開く
青
黒
もうすぐ死ぬわ
は?
口から出たのはそんな言葉
あとは考えるより先に 体が動いた
青
なぜ自転車乗らなかったんだ と後悔しようと、走る足は止まらない
死ぬ
君のその言葉の裏には一体
何が隠れているのか
俺には理解も予想も出来なかった
ジジ…ッ
近くの電灯がついては消えて
そんな事に、気にする時間は無かった
ガチャっ
貰っていた合鍵で玄関から入る
シンとしと部屋に
青
バチッと静電気が流れる
青
青
扉の向こうにゆらりと揺れる影
「いらっしゃい」
そんな声は聞こえなかった
青
ここで立ち止まっている暇なんか無い気がして
乱雑に靴を脱いで リビングルームに走った
青
青
パラりと力が抜ける
見てしまった
いや、見なきゃいけなかった
黒
ニコりと笑う君は
ブブッ_ガガガッ_
黒
黒
まるでPCのバグ画面のような
機械的な身体の途切れと 繋がりの無い ケロケロの様な声
青
正直信じられなかった
こんな、データが消えるみたいに
人間が消えるだなんて
黒
黒
黒
青
もっと早くに言ってくれれば
青
治すことだって、不可能じゃ_
青
黒
黒
黒
ノイズ音の途切れない体で
必死に抱き締め返してくれる君
青
「どやろなぁ」 またビリッ、とノイズがはしる
その時の君の顔は多分来世でも 忘れられない
辛そうで、悲しそうで。 でも 今が幸せそうで、嬉しそうで
硝子細工より綺麗で儚かった
青
黒
シトリンの様な瞳に溜まった雫を 拭って
その額にキスを落とす
青
安心したのか、君は 夢の中に入っていった
スゥスゥと規則正しい寝息が脳を刺激する
もしも この寝息が
聞こえなくなったら
青
預けられた体を抱き締める
離したくない。 離されたくない。
偶にはしるノイズ
人間なのに。俺と同じ。
青
青
先にいったら怒るで。
君が消えるつい前日の出来事だった。