💚 1
都会の雑踏からかけ離れた
しっとりと落ち着いた
和の空間
静寂に包まれながら
お抹茶を立てるということは
とても優雅な気持ちになり
心も和む
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お抹茶を差し出し
お客様をもてなす
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茶器の底を掌に乗せ
縁に添えた手で
茶器を回してから
ゆっくりと口に運ぶ
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私はこの御屋敷に住み込みで
茶道の次期家元である主のもと
身の回りのお手伝いをしている
これでもまだまだ修業中
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座礼をして
そっと立ち上がる
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足が痺れて
感覚がなくなっていた
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踵返したところで
バランスを崩し
そのまま転倒してしまった
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足首に痛みが走る
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足全体に痺れが走り
ピークに達するも
だんだん和らいで
楽になっていく
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派手に転んだからか
着物の裾がめくれて
下肢の際どいところ
ギリギリまで露になっていた
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慌てて裾を直すも
露になったおみ足が
隠しきれていない
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“顔から火が出る”
というのは
こういう事
💚 2
私はこの御屋敷で
着物を普段着として
身に纏っている
この御屋敷の主である
旦那様の手解きを受けて
自分で着付けるようになった
初めは下着をつけていたけど
いつの日からか旦那様が
“屋敷内では下着なくてもいい”
なんておっしゃられるので
それを真に受けてしまった私は
外出する日以外は
下に何も着けないで
過ごすようになって
それに慣れてしまって…
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赤らめた顔を手で覆い隠す
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着物の裾はまだ乱れたままで
太もも
そして胸元にと
客人の視線が注がれる
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客人の手が
裾から覗くおみ足に伸びる
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💚 3
肌を伝う手の感触に
背筋がゾワッとする
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笑みを浮かべた顔が
こちらに近づいてくる
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畳の上で押し倒され
強引に迫られる
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押さえ込まれて
抵抗できず
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そっと衿元に手をかける
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胸元が開き
ふっくらした谷間と
程よい膨らみが
顔を覗かせた
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お淑やかに振る舞っていたのに
“たが”が外れてしまう
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それでも
身体というのは正直なもので
どんなに抗っていても
反応は隠しきれず
“じゅん…”と濡れ始めていた
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🧡
🧡
💚 4
何も無かったかのように
時間は過ぎ
日も暮れて夜が訪れた
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廊下から声をかけ
書斎の引き戸を開ける
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旦那様🖤
静かに読書をしながら
私に顔を向けられたこの方が
この御屋敷の主
私は
“旦那様”とお呼びして
身の回りの世話をしている
旦那様🖤
旦那様🖤
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寝室にて
旦那様のお着物を脱がせて
衣紋掛けで鴨居に吊す
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
優しい笑みを浮かべながら
そっと頬に手を添える
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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💚 5
1組の布団で
2人が寄り添う
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お互いの温もりが
肌を通じてじわりと
沁みてくる
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
より自分の方に
強く抱き寄せる
心地よい心音が
張り詰めた心を和ませてくれる
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頬がほんのり
赤く染まる
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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ゆっくりと頷く
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旦那様🖤
旦那様🖤
旦那様🖤
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旦那様🖤
旦那様🖤
口づけを交わす
旦那様🖤
旦那様🖤
寝巻きの腰紐が
するっと解かれる
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くちびるが柔肌に触れて
指先が探るように動く
内に秘められていた蕾が綻び
甘い蜜が溢れて滴る
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吐息がこぼれる
旦那様🖤
旦那様🖤
思いが実って
固く結ばれた2人は
これとない幸せで
満ち溢れていた
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