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〇〇がマネを始めて一週間後

花枝〇〇

あの太宰さ…

太宰治

知らないよ

〇〇に見向きもせずに太宰が答える。

花枝〇〇

(まだ何も言ってないんですけどぉぉぉ??)

 

花枝〇〇

中原さん

花枝〇〇

今度出演する番組の件なのですが…

中原中也

いや知らねェよ、適当にそっちで済ましとけ

中也が冷たい目で〇〇を見る。

花枝〇〇

(いやそもそも1人で済ませられたら聞かないよ?!)

中原中也

太宰治

相変わらず2人は冷たい

花枝〇〇

(本当疲れる…)

花枝〇〇

はぁ…これコピーしてこよ…

〇〇は疲れた顔で出ていった。

 

太宰治

はぁ…いつになったら〇〇ちゃんも辞めるのかねぇ…

そこで、紺色の布のカバーがされた手帳を見つける

太宰治

ってあれ、あの子何か落としてる

出ていく時に〇〇が落として行ったのだ。

中原中也

あ?んだこれ

太宰治

面白そうだし、見てみようよ

2人でページを捲る

 

中原中也

…凄ぇな、これ

思わず言葉が出る。

太宰治

ああ…

1ページ目から、仕事についてびっしりと文字が書かれていた。

事務所専用の連絡アプリの使い方、売り込みのコツ、事務室の掃除の手順…

太宰治

これ…全部〇〇ちゃんが春野さんに教わってた事だよね?

太宰治

アイツ、要領が良いだけかと思ってたが…

〇〇がすぐに仕事をこなせるようになったのは、要領が良いからだと2人は思っていた。

だが実際は、〇〇は要領がとても悪い

だが、それを努力で埋める事で、仕事を覚えるのが早かったのだ。

太宰治

こんなに努力してたんだね…

中原中也

見ろよ、どのページにも細かく書き込まれてるぞ

そして最終ページを捲る

中原中也

…?!

太宰治

?!

最後のページには、双黒の2人について書き込まれていた。

しかも、1人ずつ丁寧に。

中也の場合は、常備しておく酔い止めの種類、好きな煙草の銘柄、好物。

中原中也

…俺、アイツにこんな事言ってねぇけどな…

太宰の場合は、好きな酒の種類だったり、さらに犬が苦手な事まで書かれていた。

太宰治

私もだよ、ここまで詳しくは言ってない

そして下の欄に大きく、言葉が書かれていた。

『絶対仲良くなる!』

と。

中原中也

太宰治

そこで、〇〇が戻って来た。

花枝〇〇

ふぅ…

そして2人が手帳を見ている事に気づく

花枝〇〇

えっ…ちょっ…何で見てるんですか???

だがその問いには答えず、2人は近づいてくる

太宰治

どうして私が犬が苦手な事が手帳に書かれているの?

花枝〇〇

えっ?

花枝〇〇

犬と共演するドラマとか、番組、そういうのあんまり出たくないかなぁ…って思ったので、、

太宰治

…(そこまで考えていたのか)

中原中也

じゃあ何で俺の好きな煙草や酒の種類まで書かれてんだよ?

花枝〇〇

え?(何でわざわざそんなこと聞くんだろう)

花枝〇〇

い、いや…差し入れで渡せるかなぁ…って…

中原中也

(差し入れ…か)

中原中也

おい太宰、ちょっとこっち来い

太宰治

ああ

2人は表情を変えずに出て行った。

花枝〇〇

(え…?私なんか怒らせるような事しちゃったかな)

花枝〇〇

(凄い心配になってきた…)

 

ビルの屋上

太宰治

ねぇ中也、〇〇ちゃんさ、

中原中也

ああ

中原中也

手前の言いたい事は分かってる

中也が太宰の方を振り返る

太宰治

うん…正直あそこまで考えてくれてるとは思ってなかったよ…

今迄の双黒の女子マネージャーは

全員2人目当てで入ってきた。

太宰治

なんかさ…あの子、前の子達とはちょっと違う気がする。

中原中也

俺もそう思う

そして中也は煙草を口に咥えて言った

中原中也

アイツは…本当に俺達の事を考えてくれている

太宰治

 

 

 

そして暫くして2人が戻って来る

花枝〇〇

あの…怒らせてしまったならすみません…

突然の謝罪に、2人は顔を見合わせる

中原中也

…?怒る…?

太宰治

いや怒っては無いよ……寧ろ

太宰治

嬉しい

花枝〇〇

…嬉しい?

中原中也

正直、花枝があそこまで俺達の事考えてるとは思って無かった。

そして目を逸らして言う。

中原中也

その…悪かったな…冷たくして…

太宰治

私も…すまなかったよ、

花枝〇〇

…!

花枝〇〇

(やっと、仲良くなれてきた…のかな?)

花枝〇〇

(良かった…)

〇〇の頬が緩み、一瞬笑った。

中原中也

(はっ…?)

太宰治

(嘘…だろ…?)

その時、2人の思考が一致した

『コイツ、凄ぇ可愛い…/////』

『この子……めっちゃ可愛い…/////』

だが〇〇はすぐに真顔に戻る

花枝〇〇

じゃあ、改めてまた、よろしくお願いしますね

中原中也

ああ、よろしく…///

太宰治

私も…よろしく…頼むよ…////

何故か2人は〇〇の方を見ない

花枝〇〇

え、どうしたんですか?

〇〇が2人の顔を覗き込む

太宰治

うわぁっ?!?////

中原中也

ちょっ、花枝!離れろ!///

中原中也

(いつもは真面目で笑うと可愛いなんて…反則だろ…//)

太宰治

(調子狂うなぁ…本当…//)

花枝〇〇

(あれ…まだ仲良くなれてなかったのかな…)

だが〇〇は、2人が照れている事に全く気付かなかった…

 

 

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