ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
らだお
ナツメ
君はそう言っていた。
梅雨時ずぶ濡れのまんま部屋の前で 泣いていた。
らだお
夏が始まったばかりと言うのに 君は酷く震えていた。
らだお
ナツメ
そんな話で始まる、
あの夏の日の記憶だ。
ナツメ
ナツメ
らだお
ナツメ
ナツメ
察しはついているけど聞いてみる。
らだお
らだお
ナツメ
らだお
らだお
ナツメ
ナツメ
らだお
らだお
ナツメ
ナツメ
ナツメ
らだお
らだお
君は本当にいいのか?という目で 僕を見る。
ナツメ
ナツメ
らだお
らだお
ナツメ
ナツメ
ナツメ
ナツメ
携帯ゲームもカバンに詰めて。
ナツメ
いらないものは全部、
ナツメ
あの写真も、
あの日記も、
ナツメ
らだお
ナツメ
ナツメ
旅だ。
そして僕らは逃げ出した。
この狭い狭いこの世界から
ナツメ
らだお
らだお
ナツメ
ナツメ
もうこの世界に価値など ないよ。
ナツメ
らだお
ナツメ
君は何も悪くないよ。
ナツメ
ナツメ
そんな嫌な共通点で、
僕らは簡単に信じ合って きた。
ナツメ
ナツメ
らだお
ナツメ
らだお
ナツメ
らだお
ナツメ
今更怖いものは僕らには
なかったんだ
らだお
ナツメ
らだお
あぶれ者の小さな
ナツメ
らだお
らだお
ナツメ
ナツメ
ナツメ
ナツメ
らだお
ナツメ
ナツメ
らだお
あてもなく彷徨う蝉の群れに、
水も無くなり揺れ出す視界に、
迫り狂う鬼たちの怒号に、
バカみたいにはしゃぎあい
…ふと君はナイフを取った。
らだお
らだお
らだお
らだお
ナツメ
ザシュッ
…そして君は首を切った。
まるで何かの映画のワンシーンだ。
ナツメ
ナツメ
ナツメ
……白昼夢を見ている気がした。
警察の人
気づけば僕は捕まって。
成瀬
ナツメ
ナツメ
成瀬
君が何処にも見つからなくって。
君だけが何処にも居なくって。
そして時は過ぎていった。
ただ暑い暑い日が過ぎてった。
???
ナツメ
ナツメ
あの夏の日を思い出す。
僕は今も今でも歌ってる。
ナツメ
君に言いたい事があるんだ。
ナツメ
ナツメ
ナツメ
ナツメ
頭の中を飽和している。
ナツメ
ナツメ
ナツメ
ナツメ
ナツメ
???
ナツメ
…………
ナツメ
ナツメ
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
ぬっしっし
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