空の下、目指す平和

第九話　柱稽古を覗いて

風柱　柱稽古場

そのあとも、続々と剣士の人たちがやってきた

その中に、知り合いも

数時間後

シュババババババ

ガキンッ　メキィッ　ドンッ

その光景は、まさに地獄だった

屍？と思うほどピクリとも動かない、倒れた隊士

動き続ける不死川さんと、

彼に立ち向かう隊士数名

倒れていた善逸が、わたしの肩に体重を乗せるように手を置いて、

善逸だと分かったのは、金髪と、

汚い高おn…独特な声があったからで、

顔は腫れ上がっていて、それら二つがなければ、

誰だか分からなかった

隊士たち（神だぁーー！！）

数日後

廊下

瑠璃は、 曲がり角からひょこっと顔を出す

わたしはその後、目の当たりにした

久しぶりに見る、不死川さんのガチギレを…

わたしは、不死川さんの動きを、

五感全てで追って、

玄弥に目潰しする寸前で、

不死川さんの腕を引っ張った

不死川さんは、柱

わたしは継子

しかも、上背だって低い

当然、ひっくり返された

そこにいたのは、玄弥だけじゃなかった

炭治郎と善逸もいた

ううん 正確には、現れた、かも

わたしが指摘しようとした時、

再起不能になんかさせるもんか！！

わたしは、打ちどころが悪かったのか、

とても仲裁に入れる調子じゃなかった

せめて、できることを…

それから、炭治郎と不死川さんの争いは、

夕方近くまで続いた

第九話　柱稽古を覗いて