主
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昔の私が作った話を公開編
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特に意味はありません!!
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睡眠少女
主
どこかで誰かが聞いている
「あの子はだあれ?どうして寝ているの?」
周りは答える
「知らない。知ってはいけない。」
「どうして知ってはいけないの?」
「それが神様との約束。神様との約束を破ったら、呪われる。」
この村には、1人の少女が居る。
その少女は突然現れ、ゆっくりと歩き、ベッドにつくと、寝てしまった。
だから、村の民は皆、その少女を
「睡眠少女」
と呼ぶ。
そして、民達は、そのとても美しい姿と不思議な現れ方から
神様からの贈り物
だと、信じ、その少女をとても大切に扱った
ある時、ふと、その少女がゆっくり、ゆっくりと目を覚まし、起き上がった
多くの民が気づき、段々と人が集まって行った。
少女はぽつりと呟く。
「民達よ、祝福の祭りを始めよ...」
村の者達は、
「神の授け人からの指令だ」
とすぐに祭りを始めた。
女は踊り
男は酒を飲み
楽しんだ。
しかし、そこに1人、少年が少女に近づき、叫んだ
「お母さんを連れていかないで!」
「帰って!」
「居なくなって!」
「早く!」
周りに居た者はその少年を止め、謝った。
「 神の授け人よ、許して下され。この子はまだ、何も知らなかっただけなのです。」
すると、少女は微笑み
「少年、何を怯えているのだ。そなたの母親は神のもとへは、連れていかない。確かに、私は神の授け人である。だから、この世の人を大切にしたい、むやみに神へは連れていかぬ。」
と言う
しかし、少年は
「知らない!でも、お母さんは、もうすぐ神様のとこへ行くって!言ってた!」
少女は黙る、そして、少し考え
「少年よ-」
その時、少女がなんと少年に言ったかは、分からない。
しかし、最後に周りの者にはハッキリとこう聞こえた
「少年。今話した事は言ってはいけないよ。それが私...神との約束だ。」
「...では、そなたの言う通り私は神のもとへ帰ろう。」
そう一言言うと、少女はふわっと浮き、空へ消えていった。
残された民達は少年に
「何をおっしゃられたんだ」
と聞いたが、少年が喋る事は無かった。
自分の母親にでさえ。
民達は、
「それが、神様との約束なのだ」
とそれ以上聞くことは無かった。
10数年後
少年は村の長となっていた。
若く、立派な長になった少年は、こう言う
「あの時の少女との約束を破る事は決してない。絶対に。それが神様との約束なのだから。」
コメント
10件
天才( ˙꒳˙ ) あ、元れぁだけど 覚えてる??()
小さい頃から才能に恵まれているのね……(´°ᗜ°)すご
小4…?この神作品が?小4とは(哲学)