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夢 叶
望 々
目を見開く 私の視界には
全てを終えたような そんな
暖かくて 優しい笑みを浮かべ
無慈悲な世界に 堕ちていく
彼の姿が映った
夢 叶
夢 叶
万 次 郎
沈黙が流れる
痛くて
冷たくて
理不尽で
不条理な
そんな事実だけが
ただ そこに在った
場 地
「 場地先輩 」も
場 地
エ マ
エ マ
「 エマさん 」も
エ マ
エ マ
春 千 夜
春 千 夜
「 三途さん 」も
九 井
九 井
「 九井さん 」も
みんな もう
死んじゃったじゃん
それに加えて
センパイまで ...?
夢 叶
夢 叶
朦朧とする意識と 痛みの増す腹部
終わりを迎える この身体が
最期に
夢 叶
ヒ ー ロ ー どこかの “ 誰か ” に向かって 手を伸ばした
『 タ ス ケ テ 』
𓈒 𓂂 ◌ 𓈒 𓂂 𓏸
あれ
ここって どこだろう
エ マ
あれ エマさん?
場 地
春 千 夜
九 井
皆もいる?
何だろ 如何したのかな
夢 叶
そう言って 皆に駆け寄ろうとした
その時 異変に気付いた
夢 叶
私を見る 皆の目は
恨みを含んだ 侮蔑の目だった
夢 叶
エ マ
エ マ
え?
場 地
そんな、場地先輩?
春 千 夜
春 千 夜
無理してる ...?
九 井
九 井
そんな ──
エ マ
... やめて
場 地
やめて
春 千 夜
春 千 夜
やめてって
九 井
っ ...
やめてってば!
夢 叶
みんなの言葉が
心に 突き刺さる
気付けば 耳を塞いでいた
夢 叶
夢 叶
静寂
怖い程の静けさが 私を襲う
でも これでいい
皆のあの声さえ 聴こえなければ
コ ツ コ ツ コ ツ コ ツ
夢 叶
万 次 郎
そんな考えも 束の間
大好きな君が 目の前に現れる
夢 叶
万 次 郎
私の名前を呼ぶ その声に
頬が緩まった
夢 叶
嗚呼 もう大丈夫だ
君がいるなら 私は──
万 次 郎
万 次 郎
夢 叶
夢 叶
万 次 郎
万 次 郎
「 大嫌いだ 」
夢 叶
どんな罵倒を受けても 耐えれると思ってた
でも それでも
君の口から
その言葉だけは 聴きたくなかったんだ
_ プツ ン
その音とともに 私の中の
ナニカが壊れた
ねぇ なんで?
何で私の大切な人を奪うの?
愛してたんだよ?
皆、みんな
私は、皆の事を
大好きで 守りたくて
それなのに
何で ...?
どれだけ大切にしても皆
私の手の中から 零れ落ちちゃう
私がみんなを 助けられれば
こんな結末に ならなかった?
皆、笑ってた
私さえ いなければ
皆笑顔に なったんだね
ごめん
ごめんなさい
だから、もう ──
もう、楽にして _ ¿?
「 ゆ ── 」
『 夢─っ! 』
『 夢花 ... っ 』
『 しっかりしろ! 』
_ ¿?
夢 叶
取り戻した 意識の中
涙を浮かべる 君がいる
夢 叶
鮮明になっていく 視界の中
青い目をした君が そこにいた
夢 叶
違う 首領の目は青じゃない
なら ここに居るのは──
武 道
夢 叶
暗い空間
私とお兄ちゃんだけが そこにいた
夢 叶
夢 叶
武 道
お願いだから 黙らないで
そんな顔しないで
それじゃあまるで お通夜みたい
首領は 死んでないでしょ?
死んでるはず ないんでしょ?
だって
だって ...!
夢 叶
武 道
武 道
俯きながら そう呟く
兄の瞳には 涙が浮かんでいた
夢 叶
お兄ちゃんの涙が 私に移ったのか
私の頬も 濡れていた
夢 叶
夢 叶
首領も 梵天のみんなもいない
真っ暗な暗闇に 二人だけ
嗚呼、神様
こんなのって ──
最低最悪の バッドエンドじゃん
もう一度 過去に戻れたら
君は 笑ってくれるだろうか
そんな 欲張りな言葉を
また独り 漏らしてしまう
もし君が いなくなる前に
この言葉が 届いたなら
もしみんなが いなくなる前に
みんなの事を 守れてたなら
こんな バッドエンドも
泡沫に消えるのだろうか
ごめんね センパイ
最期になっちゃったね
貴方と見た あの夜に浮かぶ月は
何 よ り も 綺 麗 で し た
♡ 4000
コメント
28件

続き楽しみです!
そら色です! 現在、お母様にスマホを没収されております…。 なので、しばらくは更新できません。 マジでごめんなさい… またいつか、私が戻ってきた時は、よろしくお願いします! それでは、今後ともよろしくです。
初コメ失礼します 1話から読ませてもらってます とってもいい物語だと思います 続き待ってます!