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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ガチャッ

涼介

...、!

玄関の扉が開く音

そして、

こちらに向かってくる足音

それだけが響く空間...

ふいにリリィじゃないかって思ってしまう自分がいる

リリィに謝りたいっ...、!

『ごめん』って...

でも、神様は

簡単にはそうさせてくれない

涼介

マリ...

マリ

良い気味ね、

口角が上がる

その姿はまさに悪魔そのもの...

マリ

かわいそうな涼介...、

マリ

私が慰めてあげるわ

頭を寄せられ

胸に顔を押し付ける

マリ

よしよ~し

甘ったるい声で言ってくる

正直気持ち悪い...、

涼介

やめ、ろっ...!

手を押しのけた

...つもりが、

力が入ってなかったらしい...

マリ

ふふふ、

マリ

本当はそんなこと思ってないんでしょ?

違う、そんなこと...

と、思っていても

今の俺の精神はボロボロ

大ちゃん...

大貴の言っていた事は間違いない

だからこそ...

リリィを傷つけてしまったんだって...

その感触が残る

誰かの肌を求めているんだ...

ごめん、リリィ...

俺、最低だ…

涼介

っ...、!

マリの胸で泣いた...

服を濡らしていく感触と

頭を撫でる感触

この空間に俺の声だけが響く...

涼介の家の前で会話を聞く

会話って言うほど穏やかじゃないけど

マリ

はぁ...

めんどくさ...

もちろん涼介じゃないけどね?

早く終わってくれないかなぁ...

ダダダッ

そんなことを考えていたら

終わったみたいだ

慌てて走ってくる音が聞こえる

マリ

そろそろ か、

ガチャッ

物陰から様子を伺う

リリィ

だ、いきくんっ…、!

大貴

っ…。

二人の後ろ姿を見つめる

マリ

あの子が『リリィ』ねぇ~

意味深に笑う

今の私は悪魔そのものだろう

そんなこと自分でわかってる

そして私は性格が悪い

そんなこと誰よりももわかってる

だって、

“ 弱っている涼介を慰めてモノにしちゃおう ”

って、考えてるんだから

ま、それは今日の作戦

涼介をモノにするっていうのは

元々私の目的だから

ふふっ、

マリ

これからが楽しみだなぁ...♡

オキナ 沖奈 マリ

有名洋服ブランド♛GOLD♛の ご令嬢

涼介が世間に『リリィと付き合 っている』のを公表していない ことを弱みに

涼介を脅している

マリの考えていることは謎に包まれているため本当の目的は不明

Lily …

それは*純白*という意味

そう、

みんなもともとは白

白は純粋で清い心

でも、白は何色にもそまれる

鮮やかな赤や

オレンジ

黒…

数え切れない色から自分の色を見つける

それが個性というもの

そう、何色にもなれるから怖い

リリィという名の純白は

何色になるのだろう?

赤かオレンジか、

それとも黒か…

あなたは何色ですか?

この作品はいかがでしたか?

240

コメント

1

ユーザー

ごめんなさい! 最近、低浮上気味でした! いやぁ、実はといいますと夏休み明けとテストがありましてね、 うん、学生の敵ですね、笑 久しぶりの投稿…、 ん?…え、あ! フォロワー様が!めっちゃ増えた! と、ビックリしましたよー笑 これからもよろしくお願いします! ♡押してね!笑

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