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#魔王
#まおクラ
五十嵐零斗
870
五十嵐零斗
136
魔王城 ─談話室─
???
タイガ
タイガ
???
???
タイガ
時雨
???
二人で少女を挟んで愛でていた。 が、ここで時雨が"とある事"を思い出した。
時雨
タイガ
時雨
時雨
ピタッฅ(º ロ º ฅ)
タイガ
タイガ
タイガ
タイガ
???
時雨
タイガ
???
???
タイガ
時雨
一瞬だけちらりと時雨を見遣り助けを求めたが 『声をかけたのはお主でござる』と 言わんばかりの生ぬるーい視線が返ってきた。 逃げ場はない。
タイガ
φ(..)カキカキ
タイガは何だかんだ言いながらも すらすらと書いていった。 普段はド下手な文字だがこういう時だけは 謎に達筆だった。
タイガ
タイガ
時雨
???
𝑅𝑒𝑦
タイガ
???
レイ
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ レイの頬が緩んでいた。 はにかむようなその僅かな動きは、 少しだけ可愛らしかった。
時雨
時雨
時雨
タイガ
タイガ
タイガ
タイガ
時雨
タイガ
レイ
レイ
時雨
時雨
タイガ
???
タイガ
時雨
ヨビステジャナカッタ……
魔王城 ─大図書館─
レイ
タイガ
あれから三日ほど経過した。 レイの身体の傷も多少は癒え、 魔王城の地下倉庫整理の手伝いや 庭掃除を時雨と一緒に 手伝ってくれるようになった。 タイガはかなり嬉しかったのか、 ここ最近の魔法の練習が捗っていた。
レイ
他世界・天界から来たのに魔界の文字も 読み書きが出来るようで、 やり取りには困らなかった。 タイガは勝手にこう思っていた 『天界に居た頃はきっと沢山の天使たちから 褒められまくってたんだろうな』と。 まぁ、真実はまだ分からないが。
タイガ
タイガ
レイ
レイ
タイガ
レイ
ぽてぽてとこちらへ本を抱えて走ってくる。 が……
レイ
右側の支柱に勢いよくぶつかった。 よろけながら、こけた。 頭の上にヒヨコが廻るくらい かなり強く打ち付けたようだ。
レイ
タイガ
頬を軽くペチペチ叩く
レイ
タイガ
レイ
タイガ
先ほどレイは明らかに見える位置にある支柱に 頭を激突させた。 そう、普通なら見える位置にある。 単なるドジ、という訳じゃないだろう。
タイガはレイから本を回収し、 口を開いた。
タイガ
レイ
タイガ
タイガ
タイガ
タイガ
レイ
タイガ
タイガ
そう言ってタイガは視線を逸らす。 だが思いっきり耳が真っ赤だった。 身体が正直過ぎた。
レイ
タイガ
そう言ってタイガは意気揚々と 本の海へと消えていった。
レイ
レイ
魔王城 ─時雨の部屋─
時雨
時雨は自室でゴロゴロしていた。 今は特に手伝う事が無く、暇ゆえに謎の体勢を とりながら窓際の風鈴の音に耳を傾けていた。
時雨
チラッ
時雨
時雨
時雨
その時だった── スパァン!と勢いよく襖が開かれた。
タイガ
時雨
タイガ
そう、この男…… ノリとテンションで本の海を潜ったが 結局上手く見つけられずにやってきたのだ。
時雨
時雨
時雨
時雨
時雨
タイガ
タイガの表情が露骨に強ばった。 そこまでは勉強出来ていなかったのだ。
タイガ
タイガ
時雨
タイガ
ニチャァ
タイガ
時雨
コメント
1件
うわ、このエピソード好きだなあ……。名前をつける瞬間って、関係性が決まる大事な節目だと思うんだけど、タイガが「レイ」って書く時の筆跡が達筆になるっていう細かい描写にグッときた。しかもほんのちょっと頬が緩むレイの反応、あれだけで十分胸に来るよ。あと、視力がまだ回復してないって明かされる流れも自然で、タイガが耳を真っ赤にしながら「自己満だし」って言い訳するところ、不器用な優しさが滲んでて最高だった。時雨の「絶対ろくでもない方法を思いついたでござるな」も含めて、三人の距離感がじわじわ縮まってるのが伝わってくる回だった。