キクト
はぁ…
キクト
上司からクビにされたな……
キクト
なんでこうなるんだ…
キクト
俺の夢はもう終わった…
キクト
立派な建築家になろうと思ったのに…
キクト
くそっ……
キクト
なんでだあああ
キクト
俺の夢はなぜバットエンドになるんだ!
バットエンド……
キクト
親からの虐待…
キクト
友達からのいじめ…
キクト
もう俺は居なくなった方がいいんだ…
キクト
最後に地球にさよならしよう…
プルルルッ
キクト
ん…?
キクト
もうでたくないな…
キクト
電源切ろっ
愛華
ねぇ!!
キクト
え…
キクト
(ええ…)
キクトは言葉が出なかった
それはだって…
殺人犯だったから…
愛華
やっと見つけた…
愛華
あは…は…
キクト
え…あ……!
キクト
いいぜ…
キクト
俺は死んでも…
キクトは嬉しかった…
たくさん涙が出た…
殺人犯はなぜ来たのか?
そうそれは…
神様が死んで欲しいと思ったからだ…
そして地球は俺の存在を消そうとしてるのだ…
俺は深呼吸した…
キクト
ふぅ…
殺人犯は俺の母だ…
普通の日常を夢見たいよ…
俺はなぜ産まれてきたのかな…
手が震える……
愛華
どうい…うことだ…?
愛華
なぜだ……だ
キクト
母さん…俺産まれて良かった?
キクト
俺母さんにも愛されてない…父さんにも…
キクト
俺は一人っ子寂しぃ…
キクト
俺だけが虐められる…
キクト
こんな世界は愛がないのか!?
この世界は愛がないのか…?
俺の頭に何度も繰り返す言葉…
愛…愛…愛…
愛華
きくと……
愛華
ごめんね!!!!
キクト
………は…
どういうことだ……
なぜ謝ってるんだ…?
俺は一瞬だけ
ほんのりと地球の匂いがした…
愛華
私はダメな親だ……
愛華
私の両親が死んで…
愛華
子供まで傷つけて…
愛華
苦労を知ってもらおうと努力しても
愛華
相手にされない…誤解…
キクト
母さん…?
意味が分からない…
知ってもらう…?
誤解…??
俺の頭は「?」でいっぱいだ……
キクト
母さん…?
愛華
ご、ごめんね……
愛華
お父さんもね…
愛華
私を支えてくれて…
愛華
その日頃のストレスで……
愛華
きくとに八つ当たりして……
愛華
私の頭はおかしくなって……
愛華
殺すことまでして…
愛華
だからこれから…
キクト
ふざけんな!!!
俺の怒りは頂点を超えた…
なぜなら…
死ぬなと言っているからだ…
俺は死ななきゃいけない人生なんだ…
それが俺のLIFEだから…
俺は母さんをそのあと殺した…
そして俺の20歳の人生は終わった
最後は首吊りだ…
学校も行けず…
会社は無料の詐欺会社に務め…
売れない会社でも立派な建築家になれる……
馬鹿だなぁ
そして上司に怒られ辞める…
はぁ……
その1秒が無駄だったな…
さようなら