ころんの家に入ってから、一時間くらい経った。
その間、2人は無言だった。
今まで感じたことの無い気まづさと、緊張。
それを紛らわしたくて、ころんに声をかけた。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
えへへ、と笑って言った。
少しでも雰囲気を明るくしようとしてくれていることが、痛いほどわかった。
さと💗
ころ💙
さと💗
言える。
いつもみたいに、ツッコむことも、できる。
何言ってんだよ、とか、その言い方やめろよ、とか。
今まで何年もやってきたやり取りだ。
頭には浮かんできた。
ころんの優しさに甘えて、それを言ってしまいたくもなった。
でも、やっぱり無理なんだ。
ころんが俺に近づこうとするなら、俺は突き放す側でなくちゃいけない。
一線をこえたという事実は、どうしようと消えないのだから。
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
ころ💙
渋々といった様子で話し始めたころんは、少し拗ねていた。
俺の話し方が冷たかったからだろうか。
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
茶化すように言ってくる。
さと💗
本当に、ただ疑問だった。
ころんが、今の俺に怯えているのは確実だ。
俺を怖いと思っているだろうし、寂しかったから電話をした、というのも嘘だろう。
そんなころんが、俺とセフレになろうとしている?
目が覚めてから、まだ数時間しか経っていないのに?
こんな短時間で、頭の整理をする事なんて無理だったはず。
なんで、セフレになろうなんて言い出したんだ。
ころ💙
さと💗
ころ💙
そう言って、ニコリと笑った。
まるで、俺の気持ちを知っているから、距離を置こうとしているみたいだ。
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
震える唇で俺に笑いかけている。
なんで、そこまでするんだよ。
俺は、お前を裏切った最低な奴なんだ。
怯えられてもおかしくない事をした。
ころんの気持ちを無視して、自分の気持ちを優先したのだから。
なのに、自分の『怖い』という気持ちを押し殺してまで、俺のそばにいようとする。
そんなころんが、分からなかった。
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
そう言われた時、気づいた。
そうか、そりゃそうだよ。
ころんが、単純に俺と一緒にいたいだなんて思うわけが無い。
『セフレにならないか』という提案は、ころんからのお願いじゃない。
『俺がどうしてもころんのそばにいたいなら』、セフレになってもいいと言っていたんだ。
もう、単なる友達としてはそばに置けないと。
そう一線を引いていたのは、ころんの方だった。
今更ながら、俺が突き放さなくちゃいけないだなんて、おこがましい考えだった。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
そう言ったころんは、どこかスッキリした顔をしていた。
その顔を見ると、俺も自然と顔が緩む。
さと💗
ころ💙
前のように、気の抜けるような笑顔でそう言ってくる。
ころんはあまり気にしていなさそうだけど、俺はその言葉が引っかかった。
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
頷いたのを確認した後、ころんを連れて脱衣場へ行った。
出来るだけ早く終わるように、でも、何があってもころんを傷つけないように。
だって、俺はもう、ころんを二度と傷つけたくない。
再び心を開いてくれたころんが、二度とその心を閉ざさなくていいように。
のの ❀
のの ❀
のの ❀
のの ❀
コメント
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ふぁぁぁぁ(>︿<。)よきよきぃ。 毎回コメント忘れちゃうんですよね💦
うわぁぁ…🥺読むの遅れちゃいました……💦今回も良すぎだし、なんでそんないい話が出来るんですか…?あ、ののさんが神だからですね((ブクマ失礼します!♡続き楽しみにしてますね!
まさかまさかの展開、、、