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〜土曜日・朝〜
母親
ドアの向こうからお母さんの声が聞こえてきた。
椎名夏美
母親
椎名夏美
母親
椎名夏美
しばらくして、下から玄関のドアが閉まる音がした。
椎名夏美
事前に今日遊びに(かなえは泊まりと言ったみたいだけど…)来るのはかなえということにして、互いの両親にも話をしておいた。
かなえは他の友人の家に遊びにいくみたい。
これで、怪しまれることはない…はず。
椎名夏美
でも、気持ちの方が落ち着かなかった…
椎名夏美
そう自分に言い聞かせたんだけど…
落ち着くまでにかなり時間がかかってしまった…
約束のお昼過ぎに、私は柊神社に向かった。
椎名夏美
朔夜
下の方から朔夜の声が聞こえたので、そちらを向くと、草むらからひょこっと変化した朔夜の姿が見えた。
椎名夏美
椎名夏美
私は、しゃがみ込み手を両手を差し出した。
朔夜は、ぴょんと両手に飛び乗る。
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
私は、既に遅いものの恥ずかしくなり慌ててスカートを股で挟んだ。
椎名夏美
恥ずかしさのあまり、私は大声を出してしまった。
当然参拝客は、何事かと私の方に振り返り見られた。
私は、ハッとして慌てて神社を後にした…
椎名夏美
朔夜
その時、ピロンとスマホの音が一回鳴った。
私はポシェットからスマホを取り出し、画面を見るとかなえからのlimeだった。
そこには、
『色々頑張ってね💖』
と一言あった。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
すると、またスマホからピロンと音が鳴り画面を見ると今度は春樹からのlimeだった。
椎名夏美
私は春樹に、今日も明日も用事があるから無理と返した。
けどすぐにまた返事が来たの。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
limeの音から、今度は電話の音に変わり鳴り始めた。
誰であろうと予想はできたが、一応またスマホの画面を確認すると、やっぱり春樹からだった。
無視しようと思ったけど、それはそれで最悪鳴りっぱなしにさせられそうな気がしたから…仕方なく電話に出た。
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
椎名夏美
その時はちょっと気になったんだけど、
ちょうど通行人が向こうから来たから私は慌てて、私の肩に乗っていた朔夜をやや乱暴に掴み、鞄の中へ隠した。
このことで、気にしていたことはすぐに忘れてしまったんだけど…
私は、可哀想だとは思ったけど小さくなってるとは言え見られるのはやっぱりまずいと思い、
鞄に隠したまま足早に自宅へと向かった。
自宅のリビングへ着くなり、
鞄からゴソゴソと朔夜は自ら抜け出てきた。
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
椎名夏美
また、変に意識しないようにとちょっと慌てて私はキッチンへと向かおうとしたものだから、
ドジって自らの足に引っかかり転びそうになったの。
椎名夏美
朔夜
転んでしまうと思っていた私は、痛みを覚悟して強く目を瞑った。
………けど、痛みは感じることなく代わりに私は誰かに受け止められているのを感じ、
私は静かに目を開けてみる。
朔夜
椎名夏美
朔夜はいつのまにか元の姿に戻り、私は抱きとめられていたの。
しかも…この前と違ってほぼ真正面から抱きとめられていて……
椎名夏美
椎名夏美
朔夜
今の置かれている状況に、私の頭は整理しきれず、私の意識は次第に遠のいていったの…
朔夜の、心配して自分の名を呼ぶ声を聞きながら…
朔夜
夏美の顔を覗き込むと、ぐったりと力は抜けているものも、顔色は悪くもなくただ、気を失っただけだと分かり、ホッとする。
オレは夏美を抱き上げると、ソファに寝かせる。
朔夜
そう口にして、オレは夏美に聞かれていないとは言え、失言をしたと後悔する。
朔夜
朔夜
コメント
15件
夏美、さくやに意識しすぎて気絶しちゃった?免疫ないのねw え?これお泊まりあり? 続き気になる…!
こういうファンタジー系 大好きです! カノンさんに憧れて私もファンタジー書いてみたんですがどうも上手く行きません…。 1話しか無いですが良ければアドバイスお願いします💦
話大好きです‼️