琥珀(コハク)
モモノキ先生
挨拶回りから帰ってくると 職員室は何やら暗い空気が漂っていた
聞けば、サリバン様が週末日前に 家庭訪問をしろと命令したらしい
それもカルエゴくんに。
カルエゴ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
イルマ
琥珀(コハク)
リビングにてカルエゴ君の訪問待機中
ソファーに座ったイルマ様が 隅に立っていた私にそう聞いた
琥珀(コハク)
イルマ
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
オモチャを貰った子供のよう キラキラと目を輝かせる
元気だな…と他人行儀に思いながら その場にしゃがみこみ、手を付ける
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
それに頷き、地面に付けた手を ゆっくりと上げていく
私の手から小さく黒い四角の物体が 少しずつ出来上がっていく
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
ちょんと触れるだけだったろう 彼の指はぬぅ…と音もなく吸い込まれる
それに驚きつつも、興奮が勝ったのか イルマ様はまたもや目を輝かせた
イルマ
琥珀(コハク)
サリバン
イルマ
突然、背後から呑気な声がした
かと、思えばその主は ギュッと孫である彼の首に抱き着いた
オペラ
オペラ
イルマ
イルマ
オペラ
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
意味深な事を言うサリバン様に 黙ってろと言いたくなる口をキュッと結ぶ
イルマ
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
イルマ様を抱きしめたまま ツンツンと私をつつく
ブチッと血管が浮く感覚がしたが ニッコリと笑ってほんとうですと返した
サリバン
イルマ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
イルマside
おじいちゃんは僕から離れて 琥珀さんの所へご機嫌取りをしに行った
ごめんね?やもうしない。 今度欲しい物なんでも買うよ! と琥珀さんに伝えているが
当の本人はそれを聞く意思すら見えない 真顔である
琥珀さんと知り合ってから そんなに日は経っていないけど あれは暫く何も聞いて貰えないだろう
イルマ
オペラ
イルマ
イルマ
オペラ
オペラ
オペラ
イルマ
オペラ
イルマ
少し離れた2人を見ながら オペラさんはそう言った
その目と表情がいつもより数倍も優しくて 甘いような感じもしていたたまれない
そんな僕に当然気付かないオペラさんは その表情のまま言葉を続けた
オペラ
オペラ
オペラ
イルマ
オペラ
イルマ
イルマ
オペラ
オペラ
イルマ
ピョコッと両の耳が伸び、 キランとした表情で言い切ったオペラさん
その顔に曇りなんてなくて オペラさんも琥珀さんを信頼してるんだと そんな事を考えていた
それが少し違うのだと分かったのは 視界に移していた耳が下がった時だった
オペラ
オペラ
オペラ
イルマ
確かに琥珀さんは僕達と話すより 肩の力を抜いているような感じがする
それだけ2人が長い付き合いだと言う証拠
イルマ
イルマ
イルマ
イルマ
オペラ
イルマ
イルマ
オペラ
イルマ
そう言ってオペラさんの方を向けば
目を丸くして僕を見下ろす瞳と バチッと目が合った
その瞳は先程までの熱はなく ただ悲しみに揺れていた気がした
オペラ
琥珀(コハク)
イルマ
オペラ
淡々とした声が僕達を襲った
主は言わずもがな琥珀さんで その表情は心無しかぐったりしている
オペラ
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
ご存知でしたか?と 楽しそうに話す琥珀さんを前に
オペラさんは何かを言うでもなく ただ悩みなんて無かったかのように 表情は晴れていた
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
サリバン
イルマ
そんなこんなでカルエゴ先生が来るまで 騒がしい時を過ごした
おかげで自分の中にあった緊張は 最初から無かったかのように忘れていた
コメント
2件
凄いです