放課後の教室、ざわつく生徒たち。 誰かがスマホをいじりながらひそひそ。
女子たち
そうまくんとれいちゃんって……やっぱ付き合ってるよね
男
朝、腕組んで登校してたって。
女子たち
うわやば…お似合いすぎんだけど
そんな空気の中、れいは席に座って、 小さくため息をついた。
れい
(…ほんと、朝から目立ちすぎ。やっぱり噂になってるし)
そうま
よっ!れーい!
れい
うん
れい
やほ
そうま
冷たいなー
そうま
いつもの甘々はどこいっt…
れいは急いでそうまの口を塞いだ
れい
……静かにして/
そうま
やだ
そうま
俺の彼女でしょ?
れい
ばっ、!!
そんなやりとりも、クラスメイトはガン見。 それに気づいたそうまが、ふいに立ち上がった。
男
なーちょっといい?
教室中がピタリと静まる。
れい
え、
そうま
…
そうま
俺たち付き合ってるから
女子たち
……
男
……
男
え、まじ!!?
女子たち
やっぱりねーー!!
まさかの拍手
れいは、ありえないくらい顔を真っ赤にしながら そうまの袖を引っ張る。
れい
ちょ、なに言ってんの、ほんとバカじゃないの…!
そうま
いーじゃん笑もうバレバレだったし
れい
でもあんな、人前で、!
そうま
大丈夫。全部俺が守るから、安心して見せつけとけよ、俺の彼女
れい
っ…ほんっと調子いいんだから