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続き楽しみに待ってます(っ ॑꒳ ॑c)…ワクワク💕
道枝side
道枝駿佑
もし、俺がもっと動けていたら。
ペアを組んだのが俺じゃなければ。
今頃、ジェシー君は助かっていて、 また、みんなで笑うことが できていたのかもしれない。
ピンポンパンポーンー。
ゲームマスター
ゲームマスター
今までよりも心なしか明るい口調に なったゲームマスターが、 俺には悪魔に見えた。
戻りたくない。
皆んなには会いたくない。
そう思ってしまった。
だってきっと。
俺がいなきゃ、ジェシーくんは 無事やったと思うから。
SixTONESの皆さんは、 俺よりもずっと心が大人な人達やから 俺のせいでジェシーくんが殺られた なんて言わへんやろうけどー。
それを想像すると すごく苦しい。
でも、たった一つだけ 言えることがある。
それは、ここで逃げたら ダメやっていうこと。
逃げそうになる自分の足を叱責し、 俺はみんなが待つロビーへ向かった。
大西side
僕は今日、何も出来なかった。
みんなを追いかけることも、 殺すこともー。
高橋恭平
大西流星
物陰にしゃがみこんでいると、 ふいにかけられた声に 身体が縮み上がり、 情けなく肩が跳ねた。
大西流星
高橋恭平
自分やって大丈夫じゃないはずなのに、 恭平は俺の横に座って優しく言った。
大西流星
大西流星
無意識に立てていた 爪が、固く握った拳に突き刺さり、 ズキズキと痛んだ。
高橋恭平
高橋恭平
小さい子をあやす様に呟いた恭平は、 僕の震える両手を取って拳を開かせた。
高橋恭平
高橋恭平
僕の手を優しくほぐす恭平の 大きな手のひらも、 いつもより少し冷たい。
やっぱり、恭平も怖いんや。
それなのに、僕を慰めようと 恭平なりに頑張ってくれとる。
大西流星
僕は感謝の気持ちを伝え 立ち上がり、今度は恭平の手を取って ロビーへと歩き出した。
大橋side
一足先にロビーに戻った 俺と樹くんは、2人でみんなの到着を 今か今かと待っていた。
藤原丈一郎
大橋和也
俺の次に戻ってきたのは 丈くんと髙地くん。
丈くんの無事が確認できた俺は 嬉しくなって、思い切り 丈くんに抱き付く。
いつもならこういうことを 嫌がる丈くんやけど、 今はこんな状況やからか、 全部優しく受け止めてくれた。
髙地優吾
田中樹
髙地くんも樹くんも、 隣で固い握手を交わしている。
このまま、誰一人欠けることなく ここに戻ってきますようにー。
俺は愚かにもそう願っていた。
その願いは、 2度と叶わないことも 知らずにー。
久しぶりの投稿に なってしまいすみません💦 私情で少し忙しく、 なかなか投稿できませんでした🙇 こんなに長い間 時間が空いてしまったのにも 関わらず、またこのお話を 読んでくださった方々、 本当にありがとうございます! これからは、こちらのお話も 順次投稿していく予定なので、 また見ていただけると嬉しいです! では、次のお話でお会いしましょう♪