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唳星
四雲
唳星
唳星
四雲
新しいお城は、 はっきり言って最悪で、
私はこの、 四雲様に仕えている。
ワガママ、意地っ張り、自己中。
そんな面を見るたびに、
私は零様を考える。
そういえば、もうあれから 2年後経つんだなぁ、、
唳星
『流星群』
私も、あまり見たことがない、
でも、きっと綺麗なのだろう、、
『零様との約束』
それは、私にとって忘れてはいけない
忘れちゃいけない。
大切な人との約束。
あの城にいた時、 私は、ずっと零様の隣に居て、 零様も、 ずっと私の隣に居てくれていた。
今でも、 零様の好きなお食事、 顔も、声も、 あの優しく笑ったあの顔を。
私は覚えている。 2年後の今も…。
あの日だった。
私と、零様の出会いは…。
ザーザーザー
雨の音が響く中。
私は、傘も刺さず、 目的地もないまま、
ただ、歩いていた。
家から、離れたかった。 1cmでも、1mmでも、、
このまま、消えてなくなりたい。
そう思っていた。
制服も、髪も、身体も 全部ビショビショで、、
案の定、周りからの視線は 冷たかった。
心配する目も居れば、
迷惑そうに、邪魔者を見る目。
私は、名も知らない人と ぶつかってしまった。
唳星
おじさん
おじさん
唳星
私は、ぶつかった拍子に 倒れてしまった。
謝罪をするべく、 力の入ってない上半身を頑張って 起こし、謝罪をした
おじさん
トコトコ
唳星
力のないため息が漏れる
ポツポツと、 雨が止まる気配もなく、 倒れている私を濡らしていく。
ポツポツポツ
ポツッポツッ
ポツ
…
突然、私を打っていた雨が止まった
零
上を見上げると、 金髪の男の子が、私に 傘を刺してくれていた。
唳星
零
男の子はしゃがんで 私と目線を合わせると、 ポケットからハンカチを取り出して 私の顔を拭いてくれた。
零
唳星
男の子は私の手を引き、私を立たせた