岡本 千秋
髪の...毛?
花里 美麗
うん。私が..まあ、自分で言うのもなんだけど、可愛いよね?
岡本 千秋
うん、すっごく綺麗。名前の通り。
花里 美麗
私、本当は、とってもブスだったの。
花里 美麗
だから、男子にいじめられからかわれ..もう、散々だった。助けてくれる人はいないし。
岡本 千秋
うっ嘘!?じゃあなんでこんな可愛いの?整形?
花里 美麗
ううん、違う。
花里 美麗
ある日、いつも通り私はいじめられて、学校帰りに1人でとぼとぼ歩いてた。
花里 美麗
でも、学校の花壇が、すごく荒れてて、私は可哀想だと思って、スコップとか、水とか、とりあえず綺麗にしたの。
花里 美麗
毎日、毎日ね。
岡本 千秋
うん..
花里 美麗
そうしたら、1ヶ月が過ぎようとして、いつものように整えてたの。でも、何か変な妖精が現れて..
花里 美麗
願いを3つ、叶えてあげましょう。って。
岡本 千秋
ロ、ロマンチック
花里 美麗
それで、私はかわいくなりたい..!
花里 美麗
運動ができるようになりたい!
花里 美麗
勉強ができるようになりたい!
花里 美麗
そう、願ったの
岡本 千秋
だから、どっちもできるんだね..。
花里 美麗
でも、私はズルをした。だから、でも、やっぱりこの願いを中止にして。ズルなんてしちゃダメ。と言ったの。
花里 美麗
そしたら、突然妖精が泣き出して、本当に健気ね、もう1つ願いを叶えるわ!って言われて、パッとある言葉が浮かび上がった。
花里 美麗
この世から、いじめを無くして欲しい。って。
花里 美麗
そしたら、ええ、いいわよ。ただし..1ヶ月間貴方が頑張ったらね。
花里 美麗
岡本千秋という子がいじめられているわ。それを、絶対に無くしてあげてって。
花里 美麗
もちろん他の人が困ってた時も..という条件で、いじめを無くしてもらうことにした。
花里 美麗
でも、条件があった。妖精の髪の毛を食うってことね。
岡本 千秋
だ、だからか..
花里 美麗
ええ、だから、食べて。
美麗は自分の髪の毛をかきあげ、その中の一本だけプチリと取り、千秋の口に寄せた。
花里 美麗
はい、可愛くなりたいなら...これを食えば、勉強と運動もできるし。
岡本 千秋
わっ私...
岡本 千秋
た、食べます..
岡本 千秋
い、いただきます...
美麗の髪を食っても、特に異変は感じなかったが、次の日効果が現れると聞き、千秋は、心を期待に膨らませ、スヤスヤと眠ったのであった。






