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ハジマルヨッ

イルマ side

イルマ

師団披露(バトラパーティ)?

一枚の紙を手にオペラさんにそう聞いた

オペラ

師団による発表会

オペラ

もとい新入団員のお披露目会ですね

オペラ

催し物や出前で賑やかな行事です

イルマ

へぇ…

オペラ

そしてなにより、

オペラ

師団披露は1年生の親が見学に来ます

オペラ

入学した子の様子を見るのに丁度よい行事ですから

イルマ

つまり授業参観だ!

イルマ

成程!

それに納得して目の前の光景にも納得する

無数の撮影器具が揃っており 先程からオペラさんが準備している

オペラ

今から準備するといってきかなくて…

イルマ

お、おじいちゃんは?

オペラ

先ほど、琥珀と共にお出かけに。

オペラ

本日は重要な定例会議、

オペラ

魔界の英傑達による13冠の集い(サーティーンディナー)ですので

初めて聞く単語に疑問と緊張が走る

琥珀さんってそんな凄いヒトだったんだ…

魔界塔(バベル) 665階

ベルゼビュート

長きにわたる魔王の不在により

ベルゼビュート

魔界の秩序が崩壊しつつある

ベルゼビュート

やはり…

ベルゼビュート

ベリアール様

ベルゼビュート

サリバン様

ベルゼビュート

レディ・レヴィ様

ベルゼビュート

この三傑から魔王を選出し、早急に魔界の統治を進めたいところだ。

バール

所で、あのヒト…コハク?だっけか

アマイモン

おい様を付けろ。
失礼だぞ。

バール

琥珀様はなんでサリバン様のSDやってんだ?

ベルゼビュート

さあな。

ベルゼビュート

何か訳があるのは確かだが、冗談ばかりで教えて下さらない。

アマイモン

だが、サリバン様の話もスルーする訳にはいかねぇ

アンリ

そうですね、

アンリ

琥珀様はデルキラ様に並ぶ魔王候補だという話を。

琥珀 side

666階

三傑会議

ベリアール

今日こそは…決着をつけよう

レディ・レヴィ

無論です。
…………いきますよ

物怖じするような雰囲気を 彼らが醸し出しながらいがみ合う

レディ・レヴィ様の言葉の後すぐ 二人は机の上にバァンと音を立てそれを出す

ベリアール

ウチの孫が1番カワイイ!!

ベリアール

見ろ!このお手を!!!
最高に愛い!!(メゴ)

レディ・レヴィ

いーえ!
優秀な孫こそ誉れ!

レディ・レヴィ

うちの孫こそ至高です!!!

ベリアール

頭がよくても性格ひねくれとるじゃろお前のとこは!

レディ・レヴィ

貴方に性格のことを言われたくないわ!!

と、決着がつく気配がない

その後、決まり事のように サリバン様へ審判を任せるベリアール様

しかし、本日のサリバン様は一味違って 何かを企んだような笑いを零し うっとりしたような顔で写真を取り出す

サリバン

なんと僕にも孫ができました〜!

ベリ & レヴィ

なっなにぃーーーーー!?

ベリアール

まてぃ!

ベリアール

さっちゃん孫以前に子供おらんじゃろ!

レディ・レヴィ

間はどうしたのよ間は!!!

サリバン

それはちょっと裏技で〜

レディ・レヴィ

どうゆう事!?
琥珀ちゃん!!

ベリアール

そうじゃそうじゃ!

琥珀(コハク)

どうゆう事と言われましても…

琥珀(コハク)

裏技なんですよね

と、返せば諦めたようで イルマ様の写真を机に広げる

それらを見て三傑の方々はうっとり

ベリアール

しかし似とらんな

レディ・レヴィ

誘拐?

サリバン

ノーコメント

毎回審判はサリバン様がしていたが ご覧の通りな為、彼らに審査を任された

私は机に広がる三人の孫の写真を見て 私は即決で言った

琥珀(コハク)

イルマ様が1番です。

ベリ & レヴィ

ひいきするな!!!!

サリバン

じゃあ他に審判任せる?

レディ・レヴィ

ベル坊呼ぶ?

その瞬間下の階から激しい音が轟く

それを聞いて私達はため息に近い息を吐く

サリバン

どうする?魔王決める?

ベリアール

カードでならいいぞ

サリバン

やだよべりやんイカサマするもん

レディ・レヴィ

私はさっちゃんがいいと思うわ!

レディ・レヴィ

さっさと10(ヨド)に上がっちゃいなさいな

ベリアール

まぁわしもさっちゃんなら安心じゃが…

ベリアール

琥珀ちゃんでもいいぞ

ベリアール

さっちゃんのSDなんかやめて魔王になったらどうじゃ?

琥珀(コハク)

サリバン様のSDをやめるつもりはありませんよ。

琥珀(コハク)

魔王になったら力で全悪魔を捩じ伏せてしまいますので。

ベリアール

またそんな冗談言って…

レディ・レヴィ

琥珀ちゃんはその冗談好きねぇ

呆れ全開に返ってきた言葉に 何も言えなくなる

それを見兼ねてかサリバン様が 私の代わりに口を開いてこう言った

サリバン

僕に…初めて孫ができて思いっきり甘やかしてさ

サリバン

入間くんは良い子過ぎて心配なくらいなんだけど

サリバン

ちょっと目を離したスキに大きくなったりしてさ

サリバン

ほんと楽しいんだよね。
子供の成長を見守るって。

サリバン

コハクちゃんも同じなんじゃないかな

助け舟に近いそれに便乗して首を縦に振る

私達を見た二人は納得したらしく それ以上は何も言わなかった

そうして解散の流れとなり 各々帰ろうとした矢先、扉がノックされた

失礼しますと入ってきたのは 13冠であり、アメリ様の父である アザゼル・アンリ様

サリバン

やあアンリくん!

アンリ

サリバン様、学校では娘がお世話になっております

サリバン

いやいや〜

アンリ

が、

サリバン

が?

和んでいた二人の間は アンリ様が見せる紙で冷えきる

それはサリバン様に 【人間界への不正渡航】の疑いをかける そんな1枚の紙切れだった

連れて行かれるサリバン様を無視して、 アンリ様に疑問をぶつけた

琥珀(コハク)

懲役はどのくらいになりますか?

サリバン

え、琥珀ちゃん??????

オペラ

帰れない?

帰宅すれば丁度オペラが電話を受けていて イルマ様とゲームをしていた

オペラ

なるほど。
それで懲役は?

判決が早いよ!!! 琥珀ちゃんと同じ事言わないで!

と、電話越しにサリバン様の声が聞こえる

それからいくつか会話を混ぜ 電話を切ったオペラと目が合った

オペラ

おかえりなさい琥珀。

琥珀(コハク)

ただいまオペラ。

琥珀(コハク)

丁度サリバン様から連絡があったみたいですね。

イルマ

琥珀さんおかえりなさい!

琥珀(コハク)

ただいま戻りましたイルマ様。

イルマ

おじいちゃん大丈夫でしたか?

オペ & コハ

心配するなだそうです

イルマ

そっか。

lossと表示されるテレビに 向き直ったイルマ様

それを見たオペラから 強引にゲーム機を渡され イルマ様の隣に座る

しばらくイルマ様とゲームを楽しんだ

翌日、カルエゴくんに理事長代理を任せ ほとんどを彼に丸投げし 自宅業務を理由に学校を休んだ

琥珀(コハク)

あぁ…疲れた。

コンコン

琥珀(コハク)

どーぞ。

オペラ

琥珀。お疲れ様です。

椅子に寄りかかっていれば 魔紅茶を持ったオペラが 労りの言葉と共に入ってきた

机に置かれた魔紅茶から 好きな香りが鼻をくすぐる

琥珀(コハク)

忙しいのにわざわざ…

琥珀(コハク)

ありがとうございます。オペラ。

オペラ

いえ。

オペラ

琥珀の方が忙しいでしょう。

琥珀(コハク)

そんな事ないですよ。

琥珀(コハク)

教師としてまだまだです。

魔紅茶を一口含み、そう言った

魔紅茶特有の味が口の中で広がり 疲れが一気に薄まる感じがする

琥珀(コハク)

やはり貴方の淹れる魔紅茶は美味しいですね。

オペラ

ありがとうございます。

オペラ

琥珀も私の魔紅茶を好いて下さって嬉しいですよ。

琥珀(コハク)

そうですか。
それは良かったです。

カチャリと紅茶の入ったコップを置き 「それで?」と会話の先行を切り込んだ

琥珀(コハク)

貴方は何をしにここへ?

オペラ

貴方の事を聞きに来ました。

琥珀(コハク)

…………

変わらず紅茶に視線を落としながら やっぱりかと呟きそうになる

グッと堪えて続けられるであろう言葉に 耳を傾けた

オペラ

琥珀、私は貴方と長い時間を共にしています。

オペラ

それなのに私は貴方の過去どころか家名を知らない

オペラ

ただ分かっているのは、寝る事が好きで同じSDと言う事だけ

オペラ

サリバン様に比べたら短い時かもしれませんが

オペラ

貴方の事をあまりに知らなすぎるんです。

横目でチラリと彼を見れば 耳を垂れさせて申し訳無さそうな顔をして すみませんと謝られた

確かに彼とは付き合いが長い

しかし、私の家名は勿論 過去や性格すらまともに話してない

彼が見てる私はSDの琥珀であって "悪魔の琥珀"は知らないのだ

琥珀(コハク)

( 私の過去か。 )

デルキラ

なぁお前!
オレに着いてこい!

コハク

あ?

デルキラ

ほらほらどうしたぁ〜?

コハク

〜ッ(((ギリッ

デルキラ

どうだよオレの創る魔界は!

コハク

…………

デルキラ

コハク!

デルキラ

お前にこれ!やるよ!(((ニッ

コハク

デル話がある。

デルキラ

どした〜?

コハク

私はお前に______

デルキラ

オペラ

琥珀?

その声でハッとして彼を見ると 心配そうにこちらを見ている

右手を額に合わせ俯き 数分瞼を伏せて、また瞼を上げる

もう一度彼と向き合うように 顔を上げれば情けない気持ちになった

琥珀(コハク)

( ごめんなさい。オペラ。 )

琥珀(コハク)

( 貴方はこんなに正面から話をして下さるのに… )

琥珀(コハク)

( 私は貴方に何も返せない。 )

琥珀(コハク)

( …………こんな私を……どうか許して。 )

その気持ちを乗せて地面に大きく息を吐く

そして再び口を開いた

琥珀(コハク)

すみません。
話せないんです。

琥珀(コハク)

勿論、その訳も。

オペラ

そう、ですか。

琥珀(コハク)

…………

オペラ

…………

琥珀(コハク)

ですが、

オペラ

琥珀(コハク)

答えられる範囲でなら
全て答えますよ。

緊張でカッコつけたような自分に 恥ずかしくなって頬が熱くなる

そのせいでオペラの方も見れないが 彼からの視線がすごいのは分かる

彼の方から花が飛んでいるような そんな錯覚さえ見える始末だ

オペラ

琥珀………

琥珀(コハク)

…………

オペラ

貴方そんな事言うんですね。

琥珀(コハク)

やめてください!
恥ずかしいっ!

私はオペラに揶揄われながら 彼の質問に答えていく事になる

嘘を付くのは苦手じゃないが得意でもない

嘘を付き続ける、というのは 心に何か重りを積み重ねるのと同じ

だから居心地が悪くなったりする

私にとってこの場所も少々居心地が悪い

戻ってくるなら早く戻ってきて欲しい。

ここは居心地が悪い

そのはずなのに…何故だろう。

息苦しく居心地が悪いはずなのに 居心地が良くなっているのは

__________________

オペラさんがした質問は描きません!

正直、私にも書けないです!(????)

まぁ、色々想像したり
コメントに書いたり

そういうのをする…てのもありですかね?🤔

気分が乗れば琥珀ちゃんが答えてくれるカモ⁉️

またね〜!!

サリバン様のSDはもう一人居たようで…?

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コメント

6

ユーザー

神作品にはこのくらい❤しておかないと((((

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