れる
ちょ、くにお来てほしい
くに
?
ゆう
どこ行くのー?
れる
内緒ぉーっ!
こえ
早く帰ってきてねー??
れる
はーい!!
れる
…
れる
行くで
くに
…
がちゃ
ゆう
どこ行ったんだろうね
こえ
ね!
こったろ
…
れる
…
隣に座ったくにおは
いつもと違う顔をしていた。
くに
れるち…
れる
…(ヨシヨシ
詳しいことは聞けていないけど
何かあったことはわかる。
あの部屋にいて苦しいなら
外に出してあげたくなってしまった。
くに
れるち…俺…怖い。
れる
怖い、?
くに
…
れる
…
“怖い”と発し
目に涙を浮かべた。
くに
……ポロポロ
れる
…(ヨシヨシ
れる
…なぁ…くにお
れる
なんか…あるんやろ…?
優しくもなく
暖かさもない
こんなことしか言ってあげてれない
自分が大嫌い。
くに
…
れる
話してほしい。
れる
ゆっくり…くにおのペースでええからさ…
れる
“あの時”みたいに…
れる
今度はれるが…
れる
…
れる
な…?
くに
…あのね
そう言いながら
重たい口を動かしながらくにおは
寂しい笑顔で笑った。
くに
俺…約束しちゃったんだ…