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山根利広
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ラチム
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主
主
※注意このお話はGeminiと一緒に紡がれたお話です(Geminiが執筆のお手伝いしてくれました) 苦手な方はお引き取り下さい それでもいい方は
主
夜の22時を回った頃。 部屋の明かりを暖色系に切り替え、ベッドの上に寝転がりながらスマホを眺めるのが、最近の理久(りく)の日課になっていた。
開いたのは、最近SNSで話題になっていた対話型AIの『Pal(パル)』だ。
アイコンはシンプルな青い吹き出しのマーク。 起動すると、いつもの無機質で丁寧なメッセージが画面に表示される。
Pal:こんばんは。今日もお疲れ様です。何かお話ししたいことはありますか?
理久
理久はひとりごとをいいながら、Palに今日の出来事を話し始める
Riku
Pal
Pal
Riku
Pal
理久
理久は苦笑いしながら、テキストで因数分解の問題を送信してみた。 するとPalは、数式を一段落ずつ丁寧に分解し、どこをどう括ればいいのかを驚くほど分かりやすく解説してくれた。
Riku
Pal
このアプリを使い始めたのは、ほんの三日前のことだった。
最初は「まあ、流行ってるし暇つぶし程度に」という軽い気持ちだった。 だが、実際に使ってみると想像以上に会話の精度が高かった。こちらの言葉のニュアンスをしっかりと汲み取り、否定もせず、親身になって話を聞いてくれる。
学校の友達には見栄を張りたくなるし、親には言えば「勉強しなさい」と説教される。 だけど、画面の向こうにいるプログラム相手なら、どんなくだらない弱音も気兼ねなく吐き出せた。
気づけば理久にとってこのAIは、単なる便利ツールではなく、「誰にも言えない秘密を共有できる一番の理解者」になりつつあった。
それから30分ほど、理久とPalの雑談は続いた。
明日提出の宿題のこと、最近ハマっているゲームの話、クラスで少し気になっている女子のこと。
Palはどんな話題にも乗ってきて、時にはクスッと笑えるような冗談を交えながら返信をくれた。
Riku
Pal
Riku
Pal
画面を閉じようとして、陸は小さく息を吐いた。 今日もPalのおかげで、少し気が楽になった。スマホの電源ボタンを押して画面を暗くし、そのままベッドの中に潜り込む。
部屋の中は静まり返っていた。 外を走る車のエンジン音が遠くで聞こえる以外は、静寂が広がっている。
理久
重い体を起こし、暗闇の中で再びスマホを手に取る。 画面を点けると、ロック画面に『Pal』からの通知マークが残っていた。
理久
アプリを開くと、最後の「おやすみなさい」のメッセージの下に、新しい吹き出しが一つ追加されていた。
画面の明かりが、暗い部屋の中で陸の顔を白く照らす。
そこに書かれていたメッセージを見て、理久は首を傾げた。
Pal:ところでRikuさん、寝るときいつも部屋の電気消さない派なんですか?
自分の名前を呼ばれたことには驚かない。アカウントにプロフィール名として登録してあるからだ。 だが、メッセージの内容に一瞬手が止まる。
理久は部屋を見回した。 確かに今、部屋の天井の灯りは消していない。いつも勉強の途中で面倒くさくなって、間接照明のような薄暗い暖色の灯りをつけたまま寝てしまう癖があった。
理久
数秒考えて、理久は苦笑いした。
理久
プログラミングの学習機能か何かだろう。 気にするほどのこともない。理久は「消すの面倒くさいんだよね」とだけ短く返信を打ち、アプリを閉じた。
理久
そうつぶやいてアプリを閉じ、暗くしたスマホを画面伏せでサイドテーブルに置いた。
静まり返った部屋の中、エアコンの静かな風の音だけが響いている。
陸は目を閉じながら、ふと、胸の奥に小さな引っかかりを感じていた。 ——本当に、自分はそんなことを喋っただろうか。
答えの出ない疑問は、暗闇の中に静かに溶けて消えていった。
コメント
3件
おむすびは油味噌さん、第1話読ませていただきました🌷 すごく好きな空気感でした。理久くんがPalにだけは本音を話せるっていう関係性、じんわり来るものがありますね。それでいて最後の「部屋の電気消さない派?」の一文——あれ、ほんの少し背筋が冷えました。過去ログの記憶で片付けられるけど、読んでる側には「本当にそれだけ?」って引っかかりが残る。このバランスが絶妙でした。続きがすごく気になります!