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コメント
3件
遅くなったけどすっごい良かったよ!これからも頑張れ!
わあ、第31話、すごかったですね……! 最初の母親への電話の失態から父親の登場、土下座、そしてまさかの監禁と号泣。ぷりのギャップが凄まじくて、笑いと胸が痛むのが交互に来ました。まぜちが「俺はこの人と離れるつもりなんてない」って両親の前で言い切ったところ、本当にカッコよかったです。最後の「泣き虫な彼氏」呼びにもほっこり。お疲れ様でした、続き楽しみにしてますね🌷
初めていくね!
Rなし!
ブルルッ、ブルルッ
ma
わずかに顔をしかめながら手を伸ばそうとした俺より早く、横からスッと伸びてきた大きな手がスマホを引ったくった。
Pr
昨夜からの独占欲を引きずったまま、殺気を帯びた顔でぷりが画面を睨みつける。そのまま「邪魔すんじゃねぇよ」とばかりに乱暴に通話ボタンをスワイプし、スピーカーに切り替えて耳元に近づけた。
Pr
電話の向こうの相手を確認もせず、不機嫌をそのまま乗せた低く冷たい声で吐き捨てるぷり
だが、その直後だった。
ma母
電話の向こうから聞こえてきたのは、怒気を含んだ、冷え切った女性の声だった。 ぷりが息を呑む。聞き覚えのある、けれど絶対に怒らせてはいけない声の主――それは、紛れもない俺の**「母親」**だった。
Pr
ぷりの全身の筋肉がびくりと硬直し、血走っていた瞳孔が一瞬で小さく見開かれる。 画面に光っていた「お母さん」の文字を見た瞬間、ぷりはさっきまでの威勢の良さをどこかへ置き忘れたように、ガタガタと激しく震え出した。
ma母
電話越しに突き刺さる母の冷徹な追及に、ぷりは完全にフリーズした。
Pr
さっきまでの「狂気的なヤンデレ彼氏」は跡形もなく消え去り、そこには彼女の母親の地雷を全力で踏み抜いてしまった「絶体絶命の年下彼氏」の姿にしかなっていなかった。 冷や汗を滝のように流しながらガタガタ震えるぷりを見て、俺は腰の痛みをこらえながら「自業自得だろ……!」と心の中で盛大にツッコミを入れるのだった。
ma母
母の言葉は、昨夜からずっとベッドの上でまぜちを監禁し、全身に愛の痕跡を刻み込んだ張本人であるぷりの胸を、容赦なくグサグサと突き刺していく。
Pr
否定しようとするも、自分のしたことがあまりにも図星すぎて、ぷりは冷や汗を滝のように流しながら「たすけて……」と涙目でまぜちにすがりつく。 (自業自得すぎて自業自得の極みだよ……!) 慌てた俺は、腰の鈍痛をこらえながらぷりの手からスマホを奪い取り、必死に明るい声を張り上げた。
ma
ma母
ma
第一声で盛大に喧嘩を売りに行った黒歴史を完璧に回収され、俺もぷりも一言も言い返せなくなる。
ma母
ツー、ツー、と冷たい電子音が部屋に響き渡った。 静まり返ったベッドの上。 ぷりはガクガクと全身を震わせたまま、まぜちの膝にがばっと頭をうずめた。
Pr
さっきまでの独占欲の塊が嘘のように、完全に撃沈している大型犬を、俺はやれやれとため息をつきながらぽんぽんと頭を撫でてやった。
ma
Pr
行く時間ね!
ma
ガチャリ、と重い玄関の扉が開く。 あれから夕方までの間に、ぷりは俺の腰の痛みを必死の全身マッサージですっかりほぐし(もちろん贖罪の意味も込めて)、身なりもきっちりと整えさせられた。 今のぷりは、さっきまでの傲慢なヤンデレの面影はどこへやら、まるで「娘さんを僕にください」と初めて挨拶に来るような、ガチガチに緊張しきった顔をしている。その背中には、目に見えない冷や汗の滝が流れているのがありありと分かった。
ma
Pr
ma
母の視線が、まずは俺に、そしてその背後でガチガチに固まっているぷりへとスッと向けられる。
ma母
凍りつくような低い声と、圧倒的な母親の威圧感。 ぷりは息を呑み、逃げ出したい衝動を必死に抑えながら、深々と頭を下げた。
Pr
ガチガチに緊張したぷりの声が、夕暮れの玄関先に情けなく響く。 母は腕を組み、冷ややかな視線のままぷりを頭のてっぺんからつま先までじろりと値踏みするように見つめた。その空気の重さに、隣に立っている俺まで冷や汗が出てくる。
ma母
Pr
ぷりは青ざめた顔のまま平身低頭、床に額がつきそうなほどの勢いで謝罪を重ねる。昨日のあの狂気的な独占欲は完全に鳴りを潜め、今はただの「お母さんにビビりまくる年下彼氏」と化していた。 母はその様子をしばらくじっと見つめていたが、やがてふっと小さく息を吐いた。
ma母
Pr
ma
ホッとしたように息を吐き出すぷりの背中を押し、俺たちはそっとリビングへと足を踏み入れた。 テーブルの上には温かいお茶とお茶菓子が用意されていて、それがかえって「これから厳重尋問が始まります」という雰囲気を醸し出している。 母がソファの向こう側に腰を下ろすと、ぷりは俺の隣にピタリと密着するように座り、未だにガタガタと微かに震えていた。
ma母
核心を突く母の鋭い問いかけに、俺は「ぐっ……」と言葉に詰まる。昨夜の激しい営みのせいで腰や全身が痛むなんて口が裂けても言えない。 隣でぷりも冷や汗をダラダラ流しながら、必死に頭をフル回転させて言葉を探しているのが分かる。
Pr
震えながらも、最後は真っ直ぐ母の目を見据えて絞り出すように言ったぷり。 母はしばらくじっとぷりの顔を見つめていたが、やがてふっと柔らかい笑みを浮かべ、お茶を一口すすった。
ma母
Pr
怒涛の尋問がどうにか終わり、ぷりは全身の力が抜けたように、ふうっと深い溜息をついて俺の肩にコテンと頭をもたれかけさせた。 すっかりお疲れモードのぷりを横目に、俺はやれやれと苦笑いしながら、温かいお茶に口をつけるのだった。
――だが、その平穏は、あまりにも短すぎた
Na父
リビングの引き戸が、ガラリと音を立てて開く。 そこに現れたのは、休日のラフな格好をした、彫りの深い顔立ちの厳めしい男――仕事で少し遅れていた、俺の**「父親」**だった。
ma
Pr
ぷりと俺の体が、同時にピタリと固まる。 母とはまた違う、威圧感と底知れない迫力を持つ父親が、大きな足音を立ててリビングに入ってきた。そして、ソファで俺の肩にべったりと頭をもたれかけているぷりの姿を、冷たい視線で捉えた。 父親の眉間には、すでに不機嫌を物語る深いシワが刻まれている。
Na父
Pr
父親の地を這うような低い声を聞いた瞬間、先ほどようやく息を吹き返したばかりのぷりは、再び顔を真っ青にして文字通りガタガタと震え出した。さっきの「お母さんの尋問」なんて可愛いものだと思えるほどの、圧倒的な「父親の壁」がそこに立ちはだかっていた。 慌ててぷりを引き剥がそうとする俺をよそに、父親は腕を組み、仁王立ちのままぷりを容赦なく睨みつける。
Na父
父親は冷酷に言い放った。
Na父
Pr
絶望に染まったぷりの悲鳴がリビングに響き渡り、我が家を舞台にした修羅場は、さらに最悪で最高潮な第2ラウンドへと突入してしまうのだった。
父親の圧倒的な圧力の前に、ぷりは完全に魂が抜けたような顔でガクガクと震え、俺の袖を必死に引きちぎれんばかりの勢いで掴みすがってきた。 父はそんなぷりの情けない姿をひと睨みすると、ふん、と鼻を鳴らして向かいのソファにドカッと腰を下ろした
Na父
ma
慌てた俺がツッコミを入れると、父は不満そうに眉をひそめる。だが、隣で固まっていた母が、ふっと妖しく微笑みながら口を開いた。
ma母
Pr
ビクッと背筋をピンと伸ばすぷりに、母は優しげな、けれど一切笑っていない目を向けた。
ma母
Na父
両親からのダブルのプレッシャーに、ぷりは顔を真っ青にしながらも、ぐっと歯を食いしばった。 (――やばい、このままだとぷりが本気で気絶しちゃう……!) 慌てて俺が庇おうと口を開きかけたその時、ぷりは震える体を奮い立たせるようにスッと立ち上がり、父と母の目の前でこれ以上ないほど綺麗などしゃざりの姿勢で、床に額をこすりつけた。
Pr
部屋の中に、ぷりの必死すぎる絶叫が響き渡る。 突然のプロポーズじみた土下座宣言に、父は「は……?」と絶句し、母は目を丸くしてパチパチと瞬きをした。俺は恥ずかしさと驚きで、顔から火が出るかと思った。
部屋中に響き渡る、ぷりの必死すぎる土下座宣言。 静寂が訪れたリビングで、最初に沈黙を破ったのは父だった。
Na父
冷え切った、それでいて怒りに震える低い声。父はソファから立ち上がると、鈍い音を立てて床に踏み出し、土下座をするぷりの目の前まで歩み寄った。
Na父
父の言葉一つひとつが、刃物のようにぷりの心に突き刺さっていく。ぷりの肩が大きく震え、顔がさらに青ざめていくのが分かった。
Na父
父の鋭すぎる指摘に、ぷりはぐっと言葉に詰まる。まさに図星。昨夜の監禁じみた独占欲をそのまま見透かされたのだ。
Na父
母もまた、冷ややかな視線を向けたまま、静かに口を開く。
ma母
容赦のない両親からの叱責に、ぷりは何も言い返せず、ただ床に額を押し付けたまま、ボロボロと大粒の涙を零し始めた。
Pr
涙と嗚咽でぐしゃぐしゃになった顔を上げられないぷりを見て、俺は胸が締め付けられる思いだった。いつも強気で俺を振り回すぷりが、こんなにも無様に、けれど真剣に親の前で泣いている。
ma
ぷりを庇おうと立ち上がった俺を、父は厳しい目つきで制した。
Na父
リビングの空気は凍りつき、ぷりの泣き声だけが虚しく響き渡る。 このままでは、ぷりは本当に、親に否定されきってボロボロになってしまう――俺は絶望的な状況の中で、どうやってこの二人を止めるべきか、必死に頭を巡らせるしかなかった。
Na父
父の揺るぎない正論と怒りに、俺は息を詰まらせる。……確かに、昨夜からのぷりの独占欲や強引さは常軌を逸していたし、親から見れば「危なっかしくて見ていられない相手」なのは間違いなかった。 だが、それでも――。
ma
小さく、しかし震えながらも、俺ははっきりとそう言い放った。 リビングの空気がピタリと止まる。父も母も、驚いたように目を見開いて俺を見た。 そして、床に額をこすりつけたまま泣いていたぷりが、ビクリと肩を跳ねさせて顔を上げる。その真っ赤に濡れた瞳が、驚きと縋るような光を宿して俺を見上げていた。
ma
恥ずかしさで顔が沸騰しそうになりながらも、俺はぐっと拳を握りしめて両親を真っ直ぐ見据えた。
ma
必死に庇う俺の姿を見て、ぷりは息を呑んだように目を見開き、やがてその目からさらに大粒の涙がぼろぼろとこぼれ落ちた。
Pr
「お前がそこまで言うなら、これ以上は言わんが……」 父がそう言いかけて、ため息をつこうとしたその瞬間――。 『待ちなさい。誰が、「これ以上は言わない」なんて言ったのよ』
Na父
Na父
ma
ma母
父はソファから立ち上がり、おそるおそる顔を上げかけたぷりの胸元を、容赦なくその足でグッと踏みつけるように威圧した
Na父
Pr
容赦ない正論と圧倒的な拒絶の前に、ぷりは再び息ができなくなるほどの絶望に顔を歪めた。
Na父
Pr
ぷりは恐怖と絶望のあまり、父の足元に必死にしがみつこうとしたが、父は冷酷にその体を蹴り飛ばした。
Na父
ma
涙を流しながら叫ぶ俺を、母が冷ややかに、しかし動かない強い意志を込めた目で制する
ma母
リビングは完全に修羅場を通り越し、絶対的な絶望の空間へと変わっていた。 ぷりは魂を抜かれたように床に崩れ落ち、震える手で自分の頭を抱えたまま、ただ「嫌だ……まぜ太と離れたくない……」と壊れたように呟き続けることしかできなかった。
母のその言葉を聞いた瞬間、俺は息を呑み、その場でピタリと動きを止めた。 冷え切ったリビングの中、恐怖でガタガタと震えているぷりと、早くこの修羅場から逃げ出せと冷ややかな視線を向ける両親。 脳裏には、さっきまで父親が放っていた「社会的につぶす」という脅しと、狂気に囚われたぷりの顔が浮かぶ。
ma
胸の奥が、グニャリと歪むような不快感と、どうしようもない怒りで波立った。 母親は「ぷりから引き離せば、俺が救われる」と本気で思っている。だけど、違う。 確かにぷりは異常で、手荒で、昨日からさんざん俺を振り回してめちゃくちゃにした。普通の恋愛なんかとっくに逸脱している。 だけど――。
ma
絞り出すような俺の声に、母がびくりと肩を揺らし、父が眉をひそめた。
ma
震える声は、次第にはっきとした熱を帯びていく。 俺は、ぷりを庇うように一歩前へ出ると、驚きで見上げてくるぷりの手をぎゅっと握り返した。その冷え切った手が、ビクリと震える。
ma
叫んだ瞬間、背後でぷりが息を呑む音が聞こえた。
ma
母親は、信じられないものを見るような目で俺を見つめていた。
ma母
ma
毅然と言い放った俺の背中に、ぷりがふらりと縋りついてきた。 その大きな体が、さっきまでの恐怖とは違う、抑えきれないほどの歓喜と熱に震えているのが分かる。 ぷりは俺の肩に顔をうずめ、掠れた、しかし狂おしく甘ったるい声を耳元に落とした。
Pr
狂気が愛おしさに変わり、ぷりの腕が折れそうなほど強く俺の腰を抱きしめる。 両親の絶望的な視線を背中に受けながら、俺たちは完全に、誰にも引き裂けない共依存の沼へと足を踏み入れていくのだった――。
Pr
ぷりが狂おしいほどの熱を込めて俺にしがみつき、両親の前で完全に溺愛を爆発させているその光景。 それを見た瞬間、父の中で何かがプツリと完全に音を立ててブチ切れた。
Na父
怒号とともに、父が鬼気迫る表情でソファから跳ね起きた。
Na父
ma
驚く暇すら与えず、父は俺の腕を乱暴に掴み、ぷりの腕の中から力任せに引き剥がした。
Na父
ma
抵抗する俺を無視して、父はそのまま強引にリビングの廊下へと引きずっていく。 後ろから母が青ざめた顔で「あなた、ちょっと待って……!」と止めようとするが、怒りで理性を失った父を止めることはできない。 そして、二階の最も奥にある、普段は物置として使われている窓の小さな部屋――。 ガチャリ、と無慈悲な音を立てて扉が開けられ、俺はその中に勢いよく放り投げられた。
ma
慌てて立ち上がって扉を叩こうとしたが、外からカチャリ、と冷たい鍵の音が響いた。 続いて、外から父の低く冷徹な声が降ってくる。
Na父
ma
ドアをガンガンと叩き続けても、返ってくるのは冷たい沈黙だけだった。 親が俺を「監禁」する――まさか、ぷりがやっていたのと同じ手法を、今度は実の父親にやり返されるなんて皮肉にもほどがある。 一方その頃、リビングに取り残されたぷりは――俺を引き剥がされた瞬間、完全にリミットが外れ、地獄のような狂気を纏い始めていた。
自分の腕の中からまぜ太が乱暴に引き剥がされ、二階の部屋へと連れ去られていく――その瞬間、ぷりのなにかが完全に音を立てて崩れ落ちた。
Pr
正気を失ったぷりは、目の前に立ちはだかった父親に獣のように飛びかかった。 だが、怒りで完全に理性を失っている父親も引き下がららない。
Pr
必死に父親を押し退けようと暴れるぷりだったが、大人の男性の力強い腕に組み伏せられ、ガチャンと玄関の方へ押し返されてしまう。
ぷりまぜも大人だけどまぜちのお父さんの方が力つよい
Na父
ガチャリ、と容赦なく玄関の扉が閉められ、鍵がかけられた。
外に放り出されたぷりは、冷たいコンクリートの地面に両手をついたまま、しばらく呆然と立ち尽くしていた。 ……が、次の瞬間
Pr
さっきまでの冷酷な狂気はどこへやら、ぷりは子供のようにぐしゃぐしゃに顔を歪め、地面に突っ伏して声をあげて泣きじゃくった。 肩を激しく震わせ、自分の髪を掻きむしり、泥にまみれながら、文字通り地面を這いつくばるようにドアを叩き続ける。
Pr
家のなかで監禁の準備を整えていた父親と、青ざめて立ち尽くしていた母親は、ドアの外から聞こえてきたあまりの号泣と、聞き間違いようのない惨めな絶叫に、思わず動きをピタリと止めた。 ――え? あの、さっきまで刃物を突きつけて狂ったように笑っていた男が、外で「うわーん」って幼児みたいに泣きじゃくってる……?
Na父
父親はドン引きし、母親も「えっ、嘘でしょ……?」と顔を引きつらせて玄関のドアを少しだけ開けた。 そこにいたのは、服を泥だらけにし、鼻水と涙で顔をぐしゃぐしゃにした、ただの「愛する人に捨てられて号泣する大型犬」の姿だった。
Pr
あまりのギャップと、予想の斜め上をいくガチ泣きっぷりに、父親は「えぇ……まじかよ……」と完全に気圧されて言葉を失う。 『あなた……これ、どうするのよ。警察呼ぶどころか、なんかこっちが罪悪感覚えるんだけど……』 母が冷や汗を流しながら呟くと、父も頭を抱えて大きくため息をついた。
Na父
呆れと気まずさが入り混じった表情のまま、父親は鍵を開け、外でワンワン泣きじゃくっているぷりの襟首を「ほら、起きろ」と引っ掴んだ。そのまま、ぐにゃぐにゃに腰の抜けたぷりをリビングへと引きずり戻すのだった。
ぐにゃぐにゃに腰の抜けたぷりは、まるで捨てられた大型犬のように引きずられるがまま、再びリビングへと放り投げられた。
Pr
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔のまま、ぷりは床に這いつくばり、しゃくり上げ続けている。さっきまで首筋にカッターナイフを突きつけて狂笑していた男の面影は、いまや1ミリも残っていなかった。 父親は頭を抱えながらソファにドカッと腰を下ろし、母親は呆れたような、あるいは気まずそうな顔でその惨めな姿を見下ろしている
Na父
父が低く言いつけると、ぷりはビクリと肩を震わせ、真っ赤に腫れ上がった目をゆっくりと上げた。
Pr
Na父
父のあきれ返った言葉に、ぷりはぐっと言葉を詰まらせ、またボロボロと涙をこぼした。
Pr
ma母
母がハンカチを放り投げると、ぷりはそれを掴んでぐしゃぐしゃに顔を拭いた。 親たちは顔を見合わせ、深いため息を一つ吐く。厳格に監禁して引き離そうにも、ここまで精神的に依存しきっていて、しかも目の前でガチ泣きされたら、親としてのトドメを刺しづらいのも事実だった。
Na父
父は冷や汗を拭いながら、やれやれといった様子でぷりを睨みつけた。
Na父
Pr
パッと顔を輝かせるぷりに、父は「条件付きだ」と付け加えた。 『今すぐあの部屋から連れてきてやる。だが、これからはまぜ太を縛り付けるような真似は一切禁止だ。次に同じことをしたら、今度こそ二度と顔も見せないと思え』
Pr
必死に頭を下げるぷりを見て、父はやれやれと立ち上がり、二階の物置部屋へと向かって歩き出すのだった。
ガチャリ、と二階の物置部屋の鍵が荒々しく開けられる。
ma
中から不機嫌そうな声を張り上げながら飛び出してきた俺は、目の前に立っていた父親の顔を見てピタリと動きを止めた。 父はなぜか頭を抱え、疲れ果てたような、呆れ返ったような複雑な表情で俺を見下ろしている。
Na父
ma
状況が全く飲み込めないまま、父に背中を押されてリビングへと階段を下りる俺。 一体何があったんだと思いながらリビングの引き戸を開けると、そこには信じられない光景が広がっていた。 床に正座し、赤く腫れた目で鼻をすすりながら、ビクビクと肩を震わせているぷりの姿。 その横で、母親が「ほら、お水飲みなさいよ……」と呆れた顔でグラスを差し出している。
Pr
俺の姿を見つけた瞬間、ぷりは子犬が主人のもとへ駆け寄るような勢いでガタガタと立ち上がり、ものすごいスピードで俺に抱きついてきた。
ma
今回はここまで!
タップ数めちゃくちゃ長くなっちゃった、
ごめんね!
皆さんの指心配です!
ごめんなさい
おつさら
#ご本人様とは一切関係ありません
「」あ
200
みむら
900
胡桃
16