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めめside
『そのままだよ。俺はめめが勇気出して俺に話してくれた内容を秘密にしたかったから。めめのプライバシーを守りたかったから。皆からの信頼も大事だけどめめが勇気出して俺に相談してきてくれた事の方が大きいからね』
俺は阿部ちゃんがどれだけ優しいのか疑問に思った
でもその優しさは阿部ちゃん自身を我慢させて出ている優しさだと思う
俺は阿部ちゃんの優しい所が大好きだ
でも阿部ちゃんが無理して優しくなっているのならそれは絶対に嫌だ
俺は阿部ちゃんに無理をして欲しくないから俺の気持ちを聞いて貰う事にした
でも俺は何と言えば良いのか分からず逃げるように言った
『俺の事を守ってくれてありがとうございます。明日の収録嫌だったら無理しないでください』
俺はそう言って急いで阿部ちゃんの家から出た
俺は自分の情けなさに打ちひしがれて泣きそうになったが急いで家に帰った
家に着いた瞬間大粒の雫が目から溢れ出した
阿部ちゃんは俺の事を守ってくれたのに俺は何も出来なかった…
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