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寧々
どうしよう・・・
寧々
怖いよ〜！
―1時間前―
鈴菜
寧々ちゃん！
鈴菜
これから海行こうよ！
寧々
え？でも
寧々
お母さんが、遅くても6時には帰ってきてって言ってたし
寧々
それに、海は行っちゃだめって
鈴菜
いいじゃん！
鈴菜
行こうよ〜！
寧々
え？あ
鈴菜
嫌なの？
寧々
う、ううん！
寧々
行こっか！
鈴菜ちゃん、ヒドいよ・・・
結局私を置いて帰っちゃうなんて
こうして今に至る
寧々
怖いよ〜！！
寧々
うわーーーん！！
寧々
やだ！やだ！やだーー！
寧々
誰か助けて！
寧々
怖い！
私はいつの間にか叫んでいた
ザザ…ザザ…
波の音が聞こえる
？
波の音が
寧々
聞こえる
寧々
ん？
なんで私はいつの間にか知らない人と話してるの！？
寧々
だ、誰！？
寧々
嫌だ！怖い！！
？
お、落ち着けよ💦
？
俺は怪しいもんじゃねえ
寧々
じゃあ、誰なの？
？
俺の名前は
？
蒼井涼太だ
寧々
りょう、た、くん？
涼太
ああ、そうだ
涼太
お前は？
寧々
み、皆川寧々です
涼太
寧々？
寧々
は、はい
涼太
何歳？
寧々
6歳…です
涼太
へ〜
涼太
小1のわりにはしっかりしてんな
涼太
泣き叫んでたけど
寧々
だって、怖いんだもん…
涼太
そりゃあそうだよな
涼太
まだ1年生だし
寧々
涼太くんは何歳ですか？
涼太
俺は13歳
涼太
中1だよ
寧々
そうなんですね
寧々
大きいな〜！いいな〜！
涼太
敬語使わなくていいぞ！
寧々
わかった〜
あれ？なんだか怖くなくなった
むしろ、この時間が続いてほしい
密かにそう願った
夏の夜
私は人生初の恋をした…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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