美央
美央
琴子
美央
美央
琴子
美央
琴子
美央
美央
美央
美央
美央
大貴
琴子
大貴
琴子
美央
美央
美央
美央
美央
琴子
美央
美央
美央
美央
琴子
琴子
美央
美央
琴子
琴子
美央
琴子
美央
美央
美央
美央
美央
美央
美央
琴子
美央
美央
美央
琴子
美央
美央
美央
琴子
琴子
琴子
美央
美央
琴子
美央
内心ほっとした
今日ぐらいは ひとりになりたかった
みっともない
長い夏の間に
やろうと思えば色々できたのに
恋も 勉強も
何も頑張らなかった
だから何も変わらなかった 当たり前だ
美央
美央
好きだったのに…って 泣くこともできない
せめて 告白ぐらいすればよかったんだ
だけどそれだって 手遅れになるまで気づけなかった
美央
私の夏は何もなくて
秋は 少し 苦い胸の痛みとともに始まった
ほんの少しだけ 溜まった涙を 風で乾かしていた
その時だった
琴子
美央
美央
美央
琴子
琴子
美央
琴子
琴子
琴子
琴子
美央
美央
美央
琴子
琴子
琴子
琴子
美央
琴子
琴子
美央
美央
琴子
琴子
琴子
琴子
琴子
『そんなことないよ!』
心からそう言いたかった
美央
美央
美央
琴子
美央
美央
美央
さっきまではかすかに にじむ程度だった涙が
ぼろぼろと音を立てて とめどなく落ちていったった
美央
美央
美央
美央
美央
琴子
琴子
琴子
私達は ふたりで わんわん泣いた
目が赤くなって ぱんぱんになって ひどい顔で
泣きやんだあと 『すごいぶすー!』って 指差して笑いあって
そしてまた少し間をおいて、
今度は ふたりとも
声を出さずに、 そっと、 泣いた。
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