こんにちは。 前作で「宮治の重荷」を書いた作者です。
時間をかけて完結させ、次の物語のアンケートを取り、書くと言ってから数ヶ月。
やっと描き始めます。 更新速度は遅いかもしれませんがご了承ください。
では、今作を見るにあたっての注意です
⚠️注意⚠️ 稲荷崎高校が舞台でエセ関西弁です。 北さんが主人公です 夢主なし
これらを許せる人はぜひ見ていってください
それでは。
男子バレーボール部全国常連校の稲荷崎高校。
いわゆる強豪校
そんな高校で男子バレー部のキャプテンになるというのはとても誇らしいことだ。
そして今は、俺。
北信介がキャプテンとなりみんなを引っ張っている。
……………
はずだ。
今年の四月。
今までチームを引っ張ってきた3年生が卒業し
俺らの代へと受け継がれた。
そして、俺らが3年生になりチームを引っ張る存在となる
その3年生の中でも
キャプテンという一番誇らしくて
一番荷が重い
役職がある。
そして
3年生になりたての頃
俺はなんと
キャプテンという役職を手に入れた。
尾白アラン
俺の名前を強く呼ぶ声で
ぼーっとしていた意識が
一気に現実に引き戻される
尾白アラン
尾白アラン
尾白アラン
尾白アラン
尾白アラン。
この俺を心配してる黒いデカブツは
3年生で俺の友達で、チームメイトだ。
北信介
北信介
北信介
尾白アラン
まじまじと
上から俺の体隅々を舐め回すように
俺を見つめる
北信介
北信介
尾白アラン
尾白アラン
アランが訝しげにこちらを見る。
大丈夫と言っているのにこいつはなんで
なんで
…
北信介
尾白アラン
尾白アラン
尾白アラン
北信介
北信介
尾白アラン
尾白アラン
宮侑
宮侑
アランがトスをあげてもらうために
2年の双子の片割れ
侑を呼んだ。
宮侑は高校ナンバーワンセッターで
高校生で侑より上手いセッターはいないと思う。
もしかしたら大学生より上手いかもしれない
俺はそんな宮侑に
少し
少しだけ
嫉妬している。
宮侑
尾白アラン
侑がそう声をかけると
コートの中にいるアランにボールを上げる
そしてそれをアランが侑のいるセッターポジションに
レシーブして
弧を描く
そしてアランがレフト方向に開くと
侑がトスをあげて
アランが助走をして
跳んで
手がボールをとらえた瞬間
ドカンと
破裂音に近い音をならして
体育館の床に叩き落とされた
宮侑
尾白アラン
2人がお互いに賞賛し合いながら
ハイタッチをしている
尾白アラン
北信介
北信介
尾白アラン
尾白アラン
尾白アラン
尾白アラン
宮侑
少し考えた素振りを見せ
どうすればいいのか解決策を見出せたのか
もう1回頼んでくる。
侑はもちろん
俺もそれに快諾した
宮侑
尾白アラン
2人は先と同様に
1本目を上げ
トスを上げ
ボールを床に叩きつけた
尾白アラン
宮侑
尾白アラン
北信介
北信介
尾白アラン
北信介
宮侑
俺が唐突に侑の名前を呼ぶと
さっきまでのだらんとした表情から一変し
ピシッと姿勢が正された
北信介
宮侑
俺が言うと
侑はすぐに無邪気な笑顔になり
お礼を言った
北信介
北信介
北信介
尾白アラン
尾白アラン
俺がアランを褒めると
照れたように
嬉しそうに笑った
けど
俺は
それに
少し
ほんの少しだけ
嫉妬してしまっている
第1話 無事に終わりましたー 第2話を書くかどうかは作者のモチベ次第ですかね
いつかは書くと思うので気長に待っていてください。
それでは。
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