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奥座敷の襖を思いっきり開いた
伴侶の名を呼ぶが返事がない
??
もう一度呼びかけ、探しまわるが……
どこにも伴侶の姿が見えない
??
また外へと出たのか?
しばらく“外に出たい”と口にしなかったため、てっきり諦めたかと思ったが……
??
??
??
ゆっくりと上半身を起こす
いつの間にか浴衣から、山伏の白装束に着替えられていた
咫穏
白い浴衣はしょいこに掛けられていた
咫穏
咫穏
手足は包帯が巻かれている
咫穏
咫穏
しばらく沈黙が漂う
なんたが気まずい
チラッと見る
カラスの面を被ってるため、表情はわからない
なんとなく雰囲気が似てたからかな?
ピカっ
遠くで雷が鳴った
ますます雨が強くなる
カラス
咫穏
咫穏
咫穏
咫穏
咫穏
大丈夫か?
顔が真っ青だぞ?
咫穏
咫穏
この子の名前、訊いていなかったな……
咫穏
ゆっくりと口を開く
咫穏
咫穏
神巫はこくりとうなずいた
咫穏
咫穏
せっかく名乗ってくれたんだし
咫穏
一瞬、偽名を使うかどうか迷ったが……
咫穏
咫穏
神巫
咫穏
咫穏
──██年前
??
??
怒号が響きわたる
白無垢をまとった“花嫁”は恐怖で顔が歪んだ
花嫁は逃げ出そうとするが足がもつれ、その場で倒れ込む
??
そんな願いもむなしく、“花嫁”は──
喰われた
辺りは血肉が散乱していた
??
数百年以上経っても会えない
??
??
乾いた笑いを浮かべた
神巫
咫穏
ドカーン
雷鳴が轟いた
神巫
咫穏
咫穏
……はぁ、はぁ……
神巫
神巫
……はぁ、はぁ……
神巫
……はぁ、はぁ……
咫穏
神巫の背中をさする
神巫
咫穏
神巫
ゆっくりと息を吐く
しばらくして、だんだん落ち着いてきた
呼吸がととのってくる
咫穏
神巫
さっきよりも顔色が幾分よくなっている
咫穏
──落ち着け
ゆっくり息を吐け
少しはマシになったな
神巫
咫穏
神巫
神巫
咫穏
咫穏
神巫
じっと見つめられた
咫穏
神巫
神巫
咫穏
神巫
咫穏
咫穏
一応察しはついているが、あえて尋ねる
神巫
神巫
いろいろ特徴を聞いて咫穏は確信し、思わず額を押さえそうになった
咫穏
咫穏
咫穏
うーん
全然わからない──
ゴロゴロ
また雷が鳴りはじめる
カラス
咫穏
咫穏
神巫
震えが止まらない
ぎゅっ
咫穏
神巫は咫穏の袖をつかんだ
神巫
咫穏
咫穏
??
“外は危険だ。奥座敷から出るな”と──
少し甘やかしすぎてしまったか?
??