松木優太
新堂涼太
松木優太
新堂涼太
松木優太
そう言って怠そうに上履きを出す。
こいつは松木優太、めんどくさいが口癖の怠惰な奴。
松木優太
松木優太
新堂涼太
転校生が来ると知ってからいつもこの言葉を言っている。勉強もせず、呑気な事を言っている優太に溜息を漏らしそうになるが、実は俺もそう思っている。
松木優太
新堂涼太
松木優太
教師
教師
そう先生が合図をした時、教室の扉が開く。
トコトコと歩いてきたのは、今までに見た事ない美しい女の子だった。
その姿に見とれていると、女の子は口を開いた。
坂倉志緒
頭を深く下げる。
教師
教師
新堂涼太
女の子に見とれていると先生の声がした、急だったので、びっくりして立ち上がってしまった。
教師
坂倉志緒
そう言うと、坂倉さんは俺の元へ向かって歩いてくる。
その歩く時と同時に俺は座る。
新堂涼太
そういえば、女の子と隣の席になるの、初めてだっけ。
この16年間1回も女の子と隣になった事が無いと言う不幸な事にあってきたが、俺の夢が叶うのか_!
だが、いざ隣になると思うと緊張してきた、うう…やべぇ…
と思っていると、既に坂倉さんは隣に座っていた。
新堂涼太
新堂涼太
坂倉志緒
自己紹介を、と思って声を掛けてみると、坂倉さんは瞬時に振り返る。
新堂涼太
は、はえぇ!振り返る速度やばすぎ…
新堂涼太
女の子と話すの久しぶりだっけ…
その事もあってか、もじもじしてしまう。
坂倉さんは、俺の方をじっと見つめている。
新堂涼太
俺は勇気を振り絞って、坂倉さんの前を向き、頭を下げて言った。
坂倉志緒
恥ずかしさが爆発した俺に、礼儀正しくそう言ってくれる。
_礼儀正しい女の子って良いな_なんて思ってしまう自分が居た。
新堂涼太
教師
仲良くしましょうと言おうとした時、先生の声が遮る。
新堂涼太
と、間抜けな声を出してしまった後、坂倉さんは俺の方を見て浅くお辞儀をし、教科書を取り出す。
新堂涼太
まぁこんな事もあるだろうなと、ポジティブに考えた。
授業が終わって放課後、その時まで特に進展が無く終わった。
隣の席を見ると、坂倉さんは教科書をカバンに入れていた、どうやら帰るらしい。
新堂涼太
チャンスだ、今言わないと_
新堂涼太
坂倉志緒
新堂涼太
うわぁ〜言ったよ、やべぇ恥ずかしい…
多分、俺は今顔が赤いと思う。
坂倉志緒
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉志緒
話を聞いている間に坂倉さんは既に椅子から立っていた。
いや、折角お隣になれたんだから、もっと仲良くしたい。
新堂涼太
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉さんは急な発言に驚いたのか、少しだけ目を見開いた。
新堂涼太
やばい、俺はやってしまったのではないか?
そう思い込んで、俺は頭を下げる。
数秒間、間が空く_
たった数秒間なのに、押し潰されそうなくらい重い。
そして_
坂倉志緒
新堂涼太
_待て、確かに聞こえた「嬉しい」と。
え、じゃあさっきの思い込みはただの勘違いだった?
どっちにしても、嬉しいと言ってくれた。その言葉だけで俺は救われた気がする。
坂倉志緒
…ん?なんでもない?
よく分からないが、とりあえず一緒に帰ってくれる。良かった…
新堂涼太
坂倉志緒
新堂涼太
そう言って坂倉さんは廊下の元へ歩いていった。
男として、女の子を待たせる訳にはいかない!早くしなければ…
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉志緒
新堂涼太
現在駅の前、地道に家に近づいてはいるが、今現在会話無し!
お近づきになる為に誘ったのにこれじゃあ…
このままではいけない、何か、言わないと_
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉志緒
新堂涼太
坂倉志緒
新堂涼太
坂倉志緒
そう言ってくすくすと笑う坂倉さん。
え、待って今俺可愛いって言われた?嘘…
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉志緒
新堂涼太
坂倉志緒
新堂涼太
坂倉志緒
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉さんは少し意外そうな顔をしていた。
新堂涼太
坂倉志緒
と言って微笑む坂倉さん。
その表情を見た時、綺麗な白い花を見ているような、それくらい綺麗だった。
新堂涼太
その後、一緒に会話したりして、盛り上がった。
新堂涼太
新堂涼太
坂倉志緒
坂倉志緒
新堂涼太
そう言った後、坂倉さんは帰っていった。
新堂涼太
新堂涼太
新堂涼太
新堂涼太
新堂涼太
新堂涼太
新堂涼太
新堂涼太
片手で頬をぺしんと叩く。
新堂涼太
新堂涼太
俺は坂倉さんの事を考えながら、目を閉じた。
母
坂倉志緒
母
坂倉志緒
母
坂倉志緒
母
坂倉志緒
母
坂倉志緒
母
坂倉志緒
母
母
机の上に置いてあるおかずの乗った皿に指をさす。
坂倉志緒
母
坂倉志緒
私はお母さんに手を振り、見送った。
坂倉志緒
坂倉志緒
私は新堂さんの事を考えながら、ソファーに横になり、目を閉じた__
コメント
9件
としあけたよ
2年経ったぞおい…どこや!!🥺
ぴいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいいいいいぃぃ!!!