可憐
、、、。
(駄目だ、、、寂しい、、、寂しいよ、、、桐生さん、、、。)
ガタッ
可憐
ひっ、、、!
秋山
可憐ちゃん?いる?
可憐
あ、秋山さん!な、何で?
秋山
桐生さんに家の警備を頼むって言われてきたんだけど、、、何か知ってる?
可憐
あ、いや、、、
秋山
まぁ、何も知らなそうだね?
可憐
あ、、、うん。
秋山
そっかぁ、、、
秋山
えっと、、、ご飯とかは食べた?
可憐
いや、待ってろって、、、言われて、、、。
可憐
私、、、あ。
腕から血が垂れる
秋山
っ!可憐ちゃん!?どうしたのその傷?
可憐
、、、。
秋山
あーそっか、、、まぁ、寂しいもんね。
可憐
、、、うん。
秋山
可憐ちゃん、こういう事をするのは俺は別に否定はしないよ。
可憐
、、、うん。
秋山
けど桐生さんの事、考えた?
可憐
、、、。
秋山
桐生さんなら心配するよ。
秋山
あの人は何人もの大切な人を失ってる。可憐ちゃんもその一人だ。
可憐
、、、。
秋山
大丈夫だよ。あの人ならちゃんと帰ってくるから。
秋山
俺は今日しか居れないけど、明日は冴島さんと真島さんが来るから、警備なら任せな。
可憐
、、、そうなの?
秋山
もしかして、嫌だった?
可憐
そうじゃ無くて、、、ご飯どうしようかなって。
秋山
あー、、、。
秋山
まぁ、その時に考えれば良いさ。
可憐
、、、。
秋山
(今ごろ、2人は何をしているのかね〜、、、。)
同時刻
冴島
兄弟!もう飲み過ぎや。その辺にしとき。
真島
あぁ〜?
真島
何言っとんねん?まだワシら2件回っとらんやろ?
冴島
お前何言っとんや、俺に飯食いに行く言って居酒屋やないか!
冴島
それに、明日は桐生の家に用心棒する予定やで。
冴島
二日酔いとかして、可憐に迷惑かけられへんぞ。
真島
あ?あぁ、、、そうやったな。
冴島
(、、、こんなんで用心棒果たせるんか?)
真島
よし!ほんなら、明日に備えて今日はもう休むで!
真島
桐生ちゃんの為にも、色々準備せな!
冴島
はぁ、、、張り切るのはええが、ほどほどにせぇよ。
冴島
そいや、桐生は何をしとんのや?
真島
ワシは東城会に関わる仕事だとは聞いとるが、、、桐生ちゃんの事やしきっとそうやろ。
冴島
それって、榊原の組か?
真島
あ?そこまでは知らん。
真島
ワシはたまたまやからなぁ。
冴島
そうや無いんやろか、、、?
真島
そこまで渋い顔して、何考えとるんや?
真島
逆に、何で兄弟はそんな事知っとんねん?
冴島
俺もあくまで東城の若衆に聞いた話や。
真島
東城の詳しい話なら、ワシの耳に入ってもおかしゅう無いと思うけどな〜、、、。
真島
ま、知っとん事ならおあいこや。
真島
早う休んで、派手に行かんとなぁ〜!
真島
明日は桐生ちゃんの家の用心棒やからの〜!
冴島
、、、可憐がおる事、忘れんなや?
真島
わーっとるっちゅうの兄弟!さ、早う帰るで!
冴島
(可憐、堪忍や、、、。)
桐生
、、、。
ノックする音
大吾
桐生さん、俺です。
桐生
あぁ、上がってくれ。
大吾
失礼します、桐生さん。
桐生
こんな夜中にどうした?
大吾
先日の件、榊原が娘を探しているという話ですが、
桐生
が、、、どうした。
大吾
どうか他の組には、内密にして頂けませんか?
桐生
どうしてだ?
大吾
実は、榊原組が、、、潰されました。
桐生
何だと、、、!?
桐生
そうなると榊原はどうしたんだ!?
大吾
神室町の雑居ビル、、、榊原のいる事務所で、死んでいたと聞いています。
桐生
神室町だと?
大吾
はい、、、具体的な事はまだ何も知らないですが、、、
大吾
、、、犯人は恐らくウチの組内にいる人物だと思います。
大吾
現場には、、、東城会が買収する限定の弾丸の殻が落ちていたと。
桐生
、、、。
大吾
どうしますか?桐生さん。
桐生
、、、一度東京に戻るぞ。
桐生
可憐が心配だ。
大吾
分かりました、すぐ準備します。
桐生
可憐、、、。