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aqua.
不明ちゃん。
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暗闇の中。 ころんは、 ゆっくり目を閉じた。 ——“最初に消えた者”。 その言葉が、 頭の奥で何度も反響する。
……最初に、消えた。
るぅと。 占い師。 最初の犠牲者。 でも—— それだけじゃない。 胸の奥が、 ざわつく。 違う。
“それだけじゃない”。 何かを、 見落としてる。
ころん
頭が痛い。 ノイズみたいに、 記憶が途切れる。 あの朝。 名前が呼ばれて、 全員が驚いた。 でも。 その前に—— 違和感があった。
一瞬、 合わなかった。 あの時。 誰も、 ちゃんと数えてなかった。
人数…
ななもり。
のあ
——でも。 結局、 “確認しなかった”。
ころん
目を開く。
ころん
ジェル
ころん
ころん
ころん
空気が、 止まる。
ジェル
ジェル
ころん
ころん
いや。 気づかせなかった。 その瞬間。 館の奥から、 小さく笑う声。
ぷちひな
ころんの背筋が、 冷たくなる。
ぷちひな
ぷちひな
ジェル
ころん
ころんは、 ゆっくり首を振る。
ころん
人狼でも、 村人でもない。 最初から、 このゲームに“混ざってた存在”。
ぷちひな
ぬいぐるみの声が、 嬉しそうに弾む。
ぷちひな
ぷちひな
ころんの手が、 ぎゅっと握られる。
ころん
ころん
ぷちひな
その言葉は、 はっきりしていた。
ぷちひな
ぷちひな
一瞬、 間が空く。
そして。
ぷちひな
空気が、 凍る。
ジェル
低い声。
怒りが、 滲んでいる。
ジェル
ぷちひな
あっさりとした返答。
ぷちひな
ぷちひな
ぷちひな
ころん
つまり。 このゲームは。 人狼と戦うだけじゃない。 裏で操る存在と、 同時に戦っている。 しかも。 そいつらは——
“ルールの外”。
【存在値:32%】
警告音。 ころんの体が、 また少し透ける。
ジェル
ジェル
ジェル
問いかけ。 でも。 答えは、 もう出かけている。
ころん
ころん
ころん
ころん
その瞬間。 さとみ(?)のコピーが、 再び動いた。 今度は、 一直線に突っ込んでくる。
ころん
避ける。 でも。 背後に、 もう一つの気配。 挟まれた。
ころん
ジェル
ジェルが、 間に入る。 次の瞬間—— コピーの腕が、 ジェルの肩をかすめた。
ジェル
体の一部が、 一瞬だけ“消える”。
ころん
ジェル
でも。 明らかに、 動きが鈍くなっている。 触れたら、 終わる。 その現実が、 突きつけられる。
ぷちひな
どこからともなく、 声が響く。
ぷちひな
ぷちひな
その言葉と同時に。 館全体が、 大きく揺れた。
【最終フェーズ:強制加速】
【残り時間:不明】
ころんの端末に、 新たな表示。
【真の人狼を特定せよ】
【失敗した場合——全員削除】
呼吸が、 止まりかける。
ジェル
ころん
ころんの目が、 ゆっくり開く。
恐怖の奥に、 何かが灯る。
ころん
最初に消えた者。 ズレた人数。 そして。 “紛れ込んだ存在”。 全部が、 一本に繋がり始めていた。
——あと少しで、 真実に届く。
その確信だけが、 はっきりとあった。