第3話 やっぱり。
青
(はぁ。一限目から体育。
さすがに疲れた..。)
さすがに疲れた..。)
顧問
あ、青さんー!
青
(顧問の先生?珍しいな。)
青
はい、なんですか?
顧問
それがね、部活のことなんだけど
顧問
青さん前コンクールに作品を出展したいって言ってたじゃない?
青
は、はぁ。
青
(嫌な予感)
顧問
そのコンクールのことなんだけど、各学校から1人らしいのよ。
顧問
それで先生ね、青さんの作品もすごく素敵だと思うんだけど
青
(あ。)
顧問
今回は赤さんに譲ってくれないかしら?
青
(..やっぱり)
青
(いつもこうだ。)
青
...はい。いいですよ..。
顧問
ほんと?貴方ならそう言ってくれると信じてたわ
ありがとう!
ありがとう!
青
はは。
青
(何がそう言ってくれると信じてた だ。)
青
(一限目から疲れてるって言うのに勘弁してくれ)
先生
ーーーで..
先生
あるからしてーー..
青
(.....)
青
また出展なし、か。
青
(いつまでも追いつけない)
青
(多分追いつけることなんてない)
青
(努力してもしても才能には勝てない)
青
(分かりやすく例えるとそうだな。)
青
(亀が兎に勝てないみたいに)
青
(すっぽんがどんなに手を伸ばしても月に届かないように)
青
(悪魔は天使になれないように)
青
(不可能なんだ。)
青
(努力で才能を超えるなんて)
青
......惨め。(ボソ







