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一ノ瀬杏奈

学校も終わったしお店行こー

瀬戸口奏

、、、

一ノ瀬杏奈

ん?あれは奏さん?

一ノ瀬杏奈

なにか思い詰めた顔してるけど大丈夫かな?

一ノ瀬杏奈

声掛けてみよう

一ノ瀬杏奈

奏さん?

瀬戸口奏

はい?

瀬戸口奏

あのお店の女の子の、、、杏奈さん?

一ノ瀬杏奈

はい!杏奈です!
こんなところでどうかしたんですか?

瀬戸口奏

いえ、、なんでもないですよ

一ノ瀬杏奈

もしかして彼女さんのことですか?

瀬戸口奏

なんで彼女のことを?

一ノ瀬杏奈

あっ、、すみません実は、、、

彼女との会話を盗み聞きしたことを正直に話す

一ノ瀬杏奈

本当にすみませんでした。

瀬戸口奏

驚きましたけどもう大丈夫ですよ

瀬戸口奏

杏奈さんには話しておきますね

瀬戸口奏

僕がなぜあの日縁結びを買おうとしたのかを

回想

瀬戸口奏

ある日僕の家で彼女との結婚したいという話をしていた時

瀬戸口奏

まだその日はプロポーズのような硬い感じではなくて

瀬戸口奏

彼女に僕が結婚したいという気持ちを初めて彼女に伝えた日だったんです。

瀬戸口奏

僕達このまま行ったら結婚も考えなきゃいけないよね

瀬戸口奏

結婚したら色々決めなきゃいけないことも沢山あって大変そうだよね

瀬戸口奏

でも君となら乗り越えられそうだよ!

愛夏

そうだね。

瀬戸口奏

どうしたの?なんか元気ないけど

愛夏

私奏に言わなきゃいけないことがあるの

瀬戸口奏

なに?

瀬戸口奏

そこで言われたのが彼女の病気だった

瀬戸口奏

心臓の病気?

愛夏

うん。

愛夏

今あんまり体調が良くなくて病院の先生にもこれ以上悪くなる様なら入院も考えなきゃいけないって言われてるの

瀬戸口奏

そうだったんだ、

瀬戸口奏

気づいてあげられなくて本当にごめん。

愛夏

私も言ってなくてごめん

瀬戸口奏

でもなんで今言ってくれたんだ?

愛夏

それは、

愛夏

奏が今私と真剣に結婚したいって思ってくれているのに

愛夏

私が病気のことを話さずに結婚するのは良くないと思ったから、、

瀬戸口奏

そっか、、

瀬戸口奏

話してくれてありがとう。

瀬戸口奏

愛夏のことをもっと知れてよかった!

瀬戸口奏

、、愛夏は僕と結婚したいと思ってくれてる?

愛夏

もちろん!奏と結婚したい!

瀬戸口奏

それが聞ければ十分だよ!

瀬戸口奏

僕にできることがあったらなんでも言って!

瀬戸口奏

愛夏の病気が早く治るように頑張るよ!

愛夏

頼りにしてる!

愛夏

ありがとう!

瀬戸口奏

でもその数週間後愛夏は体調を崩し入院した

瀬戸口奏

愛夏来たよ!

瀬戸口奏

毎日愛夏の病室に通った

瀬戸口奏

でもどんどん体調は悪くなり

瀬戸口奏

ある日いつものように病室に向かうと

愛夏の担当医

愛夏さんの彼氏さんですね

愛夏の担当医

お母様から聞いております。

愛夏の担当医

少々お時間よろしいですか?

瀬戸口奏

、、、はい。

瀬戸口奏

その日僕は彼女の余命宣告を受けた。

瀬戸口奏

胸が締め付けられた。

瀬戸口奏

今まで毎日会話してたのに。

瀬戸口奏

笑顔いっぱいに出迎えてくれたのに。

瀬戸口奏

結婚する約束をしたのに。

瀬戸口奏

彼女にもう会えなくなると思うと目の前が真っ暗になった。

瀬戸口奏

僕は彼女の余命宣告が受け入れられなくて

瀬戸口奏

ここ数日彼女に会っていなかったんだ

瀬戸口奏

その時たまたま話を聞いた商品が縁結びで

瀬戸口奏

同時に亡くなると聞いてこれだと思ったんだ

一ノ瀬杏奈

そうだったんですね。

瀬戸口奏

ごめんね暗かったよね

一ノ瀬杏奈

いえ

一ノ瀬杏奈

彼女さんを本当に愛しているんだなと思いました。

一ノ瀬杏奈

まだ彼女さんのこと好きなんですよね?

瀬戸口奏

それはもちろん!大好きだよ

一ノ瀬杏奈

なら一緒に亡くなるんじゃなくて生きている今を大切にしてあげたらいいと思います。

一ノ瀬杏奈

彼女さんとしたいこと、彼女さんのしたいことを精一杯してあげて

一ノ瀬杏奈

お二人の思い出を作ったらどうですか?

一ノ瀬杏奈

あと宣告日まで何日ですか?

瀬戸口奏

あと3ヶ月ほどです

一ノ瀬杏奈

それならその3ヶ月大切にしてあげてください!

瀬戸口奏

ありがとう!

瀬戸口奏

君に話してよかったよ!

瀬戸口奏

商品のことは考え直してみるよ!

一ノ瀬杏奈

はい!

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