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〇〇
主
〇〇
主
〇〇
僕は生きてる
生きて年を越せたんだ
僕は奇跡を起こしたんだ
そして最近は病状が安定している
だから僕は…
〇〇
先生
〇〇
先生
〇〇
先生
〇〇
先生
〇〇
〇〇
〇〇
先生
先生
〇〇
先生
〇〇
先生
〇〇
私はびっくりしたわ
18歳で余命宣告されて幸せ者?
冗談じゃないわ
けど幸せそうな〇〇ちゃんを見たら言えなくて
けど言わなくちゃいけない
こんなにも不幸な幸せがあってはならないと思ったから
先生
先生
先生
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
先生
〇〇
先生
〇〇
〇〇
満面の笑みで言った〇〇ちゃんを見て納得した
先生
〇〇
先生
〇〇
先生
私は〇〇ちゃんのレントゲン写真を見てため息をついた
看護師
先生
看護師
先生
先生
看護師
先生
看護師
先生
〇〇ちゃんは今を生きていて奇跡
いつ死んでもおかしくない
だから最期は笑って欲しいから〇〇ちゃんのやりたい事をなるべくさせたい
〇〇ちゃんは変わった
病院で笑う事なんかなかった
死んだような顔で治療をしている
今の方が死にそうなのに
とっても生き生きした顔をして笑っていた
〇〇ちゃんの彼氏のおかげね
〇〇ちゃんの蓋を閉められた心を開け
隣で支えて笑っている彼のおかげ
こんなにも感情移入したのは初めてだった
患者に感情移入したら終わりなのに
〇〇ちゃんの最期私はきっとボロボロに泣き崩れるだろうな
先生
看護師
看護師
先生
先生
看護師
先生
看護師
先生
看護師
先生
看護師
看護師
先生
看護師
看護師
先生
看護師
先生
看護師
先生
1週間後
〇〇
パパ
〇〇
パパ
痩せこけ、はげた僕は花柄のワンピースに高さのない靴に車椅子に座って来た
歩けるけどまっすぐ歩けないから危ないから車椅子を借りた
メイクをして大人っぽくなったかという心配を着飾ってこの場にいる
みんなには内緒でね
パパ
鏡音 リン
〇〇
パパ
パパとリンが大きく手を振る
パパ
鏡音 リン
🌸
夜久衛輔
🌸
夜久衛輔
〇〇が手を振る
〇〇
鏡音 レン
〇〇
〇〇
パパ
試合開始
パパ
〇〇
MEIKO
〇〇
本当にそう思うわ
こんなにも笑顔な〇〇はいつぶりかしらね?
産まれて間もない時は私がずっと一緒にいた
けど後妻が来てから私は1歩身を引いた
こうやって話すようになって気づいた
後妻が〇〇と一緒にいた時に感じたなんとも言えない感情は
感情ではないわね
本能だったわ
そう、あれは
母性本能
感情ではこの娘の母親代わりはできないって割り切っていたけど
本能はこの娘の母親的存在でいたかったのね
そんな感情を込めて私は〇〇の事を撫でた
〇〇
MEIKO
〇〇
パパ
MEIKO
試合終了─
夜久衛輔
〇〇
衛輔が〇〇を抱きしめる
夜久衛輔
〇〇
🌸
〇〇
パパ
🌸
🌸
〇〇が立ち上がろうとする
夜久衛輔
〇〇
ゆっくり〇〇は立ち上がった
〇〇
そう言って〇〇は🌸の頭を撫でた
🌸
🌸
〇〇
夜久衛輔
〇〇
夜久衛輔
夜久衛輔
〇〇
夜久衛輔
〇〇
僕達は日常的な会話をしていた
けど僕にとってはそれはもう特別で
愛おしい時間だった
けど僕にはこの愛おしい時間は
そう長くはない
だんだん意識が遠のいていくのを感じた
まるで急に眠気が来たような
まるで神様が迎えに来たような
そんな感覚だった
そんなのを考えているうちに
僕はお気に入りの花柄のワンピースを
白いはずだったワンピースを紅く染めた
僕の血で染まったワンピースを見て
このまま死んでしまうかもしれないと恐れながら
僕は眠った
🌸
🌸
パパ
夜久衛輔
3日後
僕は目を覚した
僕は思った
主