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美波

ねーみんなー

朱那

んー?

紗綾

なにー?

美波

この前さ亮くんと一緒に心スポ行ったじゃん?

朱那

行ったねー

美波

その時に出てきたあの幽霊いたじゃん?

紗綾

あの予想と違った子ね

美波

その子あの後亮くんに憑いてるみたいなんだけどね

紗綾

それ大丈夫なの?

美波

それが全く大丈夫じゃないみたい

朱那

それって!?

美波

あ、いやいや命に関わる程じゃないよ?

紗綾

なんだ〜

美波

あの子めちゃくちゃ元気みたいで

美波

学校でも話しかけられたり

美波

お弁当食べられたりと…

朱那

幽霊ってご飯食べたりするんだ〜

紗綾

で?それがどうしたのよ?

美波

いや、その子が来てから全然亮くんの可愛い姿を見れてないのよ

朱那

でも代わりにその幽霊の可愛い姿を見れるかもよ?

美波

それは私じゃない人がやってるから

紗綾

誰それ?

美波

クラスのマドンナ的存在の紅葉ちゃん

朱那

マドンナ的存在の人ってほんとにいるんだ〜

美波

その子俗に言う視える人らしいんだけど

美波

それであの子見て興味湧いちゃったみたい

朱那

ありゃりゃー

紗綾

まぁうちらも正直興味あるよね

美波

今度また集まって遊ぶ?

朱那

それ見たい

紗綾

あの子ちょっと変わってるしね

美波

じゃあなんか亮くんと遊ぶ口実作ってみるか

朱那

どんな口実にするの?

美波

全く考えてない!

紗綾

ダメじゃん

美波

そこは一緒に考えてよね〜

朱那

めんどくさ〜

美波

でも見たいでしょ?

紗綾

そりゃもちろん

朱那

その子と亮くんのやり取り見たいよね〜

紗綾

きっと尊きものだろうな〜

美波

どうだろう?

うっ!?

かおり(霊)

どしたのー?

悪寒がした…

かおり(霊)

まぁ私が居るからね?

それとは違うやつだな…

かおり(霊)

嫌な予感ってやつ?

それだな

かおり(霊)

まっさかー!

かおり(霊)

そんな訳ないでしょ〜

ピロリン

ん?誰からだ

かおり(霊)

ミナミんからだよ!

ほらきた…

かおり(霊)

これが嫌なことってやつ?

そりゃな……

お前が来る前はこいつに振り回されてたからな

かおり(霊)

それでLINEの内容は?

なんかゲーセンに行こうだとさ

かおり(霊)

ゲーセンに?

行ったことあるか?

かおり(霊)

全くない

へー意外だな

かおり(霊)

うっそ!?

お前のその性格から小遣い全部使ってUFOキャッチャーとかやってるもんだと…

かおり(霊)

私小遣い貯金してた人なんだけど

逆にその金何に使うの?

春香(霊)

ゴリキュアのグッズよね?

うおっ!!?

かおり(霊)

ま、ママ!?

春香(霊)

かおりはいっつも大事にそのお金使ってたもんね〜

いやいや待て待て!

春香(霊)

あら?何かしら?

なんでここにいんだよ!?

春香(霊)

まぁ私はかおりちゃんのママだし?

春香(霊)

それにやっぱりかおりちゃんの選んだ男の人見てみたいしね?

まだそんなこと言ってんのかよ…

かおり(霊)

もうママったら〜

だから照れるな!

春香(霊)

それより話聞いてたわよ〜

春香(霊)

ゲームセンターに行くんでしょ?

まさか着いてくるとか言うなよ?

春香(霊)

え?ダメなの?

ダメだよ!

てか、かおりもそんな過保護にされるほどの歳じゃないだろ!

春香(霊)

でもやっぱり親って心配なのよ〜

そもそも幽霊だから心配する事ないだろ

春香(霊)

そうね!

春香(霊)

確かにあなたが着いてるもんね!

ん?

春香(霊)

あなたがかおりちゃんを守ってくれるからそれなら安心ね!

あれ?俺の言葉通じないのかな?

かおり(霊)

分かったらママはここで待っててね

かおり(霊)

ゲームセンターでなにか取れたらママにプレゼントするから!

ん?そのセリフだと…

お母様我が家に住み着くの?

かおり(霊)

うん!

春香(霊)

お世話になります

いやいや正気か?

母さん達は夜遅くに帰ってくるんだけど

ガキ共が家にいるからあんたら見えたりしたら…

かおり(霊)

ふっふっふ…

かおり(霊)

その点はだいじょーぶ!

は?

かおり(霊)

実は何回か私弟くん達に見られてるんだ〜

何故それを自慢げに話したんだい?

かおり(霊)

それで弟くん達は私の事亮くんの彼女だと思われてるみたいだから

かおり(霊)

私は全然大丈夫だし

かおり(霊)

ママも若々しいからいけるでしょ!

春香(霊)

娘にも言われるほど私はまだまだイケてるって事ね!

あの…なんも解決してないんですけど

厄介事が増え続ける亮であった

隣の席のヤンキーは可愛い

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